2023年11月5日聖日礼拝

動画(44分49秒)

聖書 創世記1章1節〜31節
説教 「創造者なる神を信ず」
説教者 高橋博師


今月の聖句

詩篇126篇5節〜6節

涙とともに種を蒔く者は喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え泣きながら出て行く者は束を抱え喜び 叫びながら帰って来る。


今週の聖句

詩篇19篇1節

天は神の栄光を語り告げ大空は御手のわざを告げ知らせる。


今週の詩篇の黙想

詩篇147篇

詩篇147篇からの黙想です。「ハレルヤ。まことに、われらの神にほめ歌を歌うのは良い。まことに楽しく、賛美は麗しい。」(1節)詩篇は賛美の集大成です。賛美の4つの要素が書かれています。第一「われらの主は偉大であり、力に富み、その英知は測りがたい」(5節)神様のご性質、ご人格を覚えて神様をほめたたえる。第二、神様の創造された大自然の美しさを見ながら創造主なる神様の偉大さを賛美する。「主は星の数を数え、すべてに名をつける。」(4節)「神は雲で天をおおい、地のために雨を備え」(8節)第三、弱い罪ある人間の罪を赦し無限の愛で接してくださる神様を賛美する。「主は心の打ち砕かれた者を癒し、彼らの傷を包む。」(3節)「主は心の貧しい者を支え」(6節)第四、イスラエルという神様をほめたたえる集団、教会と言う共同体に目を留めてくださる主をほめたたえています。「主はエルサレムを立て、イスラエルの追い散らされた者を集める。」(2節)「主は氷をパン屑のように投げつける。誰がその寒さに耐えられようか。」(17節)三浦綾子さんの小説に氷点があります。主人公の陽子は継母から激しいいじめを受けます。白ウサギの劇をするとき、継母はわざと赤い服を陽子のカバンに入れました。卒業式に生徒を代表してお別れのことばを述べる時、あらかじめ巻紙に書いて練習をしておいたのに、当日の朝、継母は、白紙の巻紙と取り換えて、卒業式で陽子を困らせようとしました。何度苦しめられても陽子は負けないで跳ね返しました。継母が最後に行ったことば「お前は殺人犯人の子どもだ」このことばに陽子の心は氷のように固まってしまいました。殺人犯人の血が流れている、これはどんなに努力をしてもぬぐうことが出来ない。陽子の心は氷になって自殺を図ります。自殺は未遂に終わり、生きながらえて主の赦しを味わいます。「主がみことばを送ってこれをとかし、ご自分の風を吹かせると、水は流れる」(18節)これが氷点のテーマです。人間の努力の愛が行き詰まり、氷点に達して愛が冷え切って動かなくなる。しかし、主の愛だけは、冷たい心をとかし、聖霊の温かい愛の風が凍てついた心を癒してくださいます。今日も主の愛に満たされて、冷たい心を温めていただき、回りの人の心も聖霊で温めていただきましょう。

2023年10月29日聖日礼拝

動画(37分23秒)

聖書 創世記45章25節〜46章7節
説教 「大いなる国民とする」
説教者 高橋博師


今月の聖句

ヨハネの福音書6章27節

なくなってしまう食べ物のためではなく、いつまでもなくならない、永遠のいのちに至る食べ物のために働きなさい。それは、人の子が与える食べ物です。この人の子に、神である父が証印を押されたのです。


今週の聖句

創世記12章1節〜2節

主はアブラムに言われた。あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとする。あなたは祝福となりなさい。。


今週の詩篇の黙想

詩篇146篇

  1. 詩篇146篇の黙想。「ハレルヤ。私のたましいよ。主をほめたたえよ。私は生きているかぎり、主をほめたたえよう。いのちのあるかぎり、私の神に、ほめ歌を歌おう。」(1~2節)賛美の招きから始まっています。今ささげる賛美、生きている限り、いのちある限りささげる賛美があります。主をほめたたえよが三度繰り返されています。生きている限り、いのちのある限りと、発展上昇しています。「君主たちにたよってはならない。救いのない人間の子に。霊が出て行くと、人はおのれの土に帰り、その日のうちに彼のもろもろの計画は滅びうせる。」(3~4節)主と対照的な地上の君主です。主を賛美することは、君主や人間に頼らないことの告白です。人の子、君主、人間の弱さは霊が出ていき、いつかは死んで土に帰ってしまいます。そんな人間を賛美したり依存することのはかなさを歌い、人に頼ろうとしている人たちへの警鐘であり証しです。

  2. 5~7節で結論を歌っています。「幸いなことよ。ヤコブの神を助けとし、その神、主に望みを置く者は。主は天と地と海とその中のいっさいを造った方。とこしえまでも真実を守り、しいたげられる者のためにさばきを行い、飢えた者にパンを与える方。主は捕らわれ人を解放される。」幸いなことよという言葉は詩編1編の冒頭から告白される詩篇のキーワードです。「主は盲人の目をあけ、主はかがんでいる者を起こされる。主は正しい者を愛し、主は在留異国人を守り、みなしごとやもめをささえられる。しかし主は悪者の道を曲げられる。」この主のみわざはイエス様の到来によって素晴らしく成就しています。

  3. 146篇の締めくくり。「主は、とこしえまでも統べ治められる。シオンよ。あなたの神は代々にいます。ハレルヤ。」とこしえまで統べ治められるお方であると信じて歌っています。この確信から冒頭2節の「生きている限り、いのちのある限り」と主を賛美します。長寿高齢社会の日本です。「私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。」神様の保証を確信して今日も信仰に立って歩みましょう。