動画（55分48秒）
聖書 マタイの福音書９章９節
説教 「マタイの呼びかけ」
説教者 ユルゲン・ガウブ師
今月の聖句
詩篇１２６篇５節〜６節
涙とともに種を蒔く者は喜び叫びながら刈り取る。種入れを抱え泣きながら出て行く者は束を抱え喜び 叫びながら帰って来る。
今週の聖句
マタイの福音書９章３７〜３８節
そして弟子たちに言われた、収穫は多いが、働き人が少ない。だから、収穫の主に願って、その収穫のために働き人を送り出すようにしてもらいなさい。
今週の詩篇の黙想
詩篇１４８篇
- ヘンデルのメサイヤ、ベートーベンの交響曲第九などの最後はコーラスでクライマックスになっています。１５０篇の詩篇も１４６篇からはフィナーレを飾るハレルヤ詩篇です。今日の１４８篇もハレルヤ詩篇です。「ハレルヤ。天において主をほめたたえよ。いと高き所で主をほめたたえよ。主をほめたたえよ。すべての御使いよ。主をほめたたえよ。主の万軍よ。主をほめたたえよ。日よ。月よ。主をほめたたえよ。すべての輝く星よ。主をほめたたえよ。天の天よ。天の上にある水よ。」（１～４節）時間、空間を超えた、いと大いなる者たちが主をあがめています。天において、いと高き所で、賛美がささげられています。すべての御使い、主の万軍、セラフィムやケルビムのような天使、日、月、すべての輝く星、天の天、天の上にある水、彼らが主の御名をほめたたえています。
- 賛美は御使いに次いで次のグループが登場します。「地において主をほめたたえよ。海の巨獣よ。すべての淵よ。火よ。雹よ。雪よ。煙よ。みことばを行うあらしよ。」（７節）海の巨獣、淵、火、雹、雪、煙、と自然現象も賛美に招かれています。堕落した罪の時代に人間を苦しめた自然も、この世界も贖われ変えられ、神のしもべとして神を賛美しています。みことばをおこなう嵐、とはどんな嵐なのでしょうか。今日の台風、嵐は人類を苦しめていますが、聖霊の嵐は人を生まれ変わらせ世界を変革していきます。嵐も贖われると、汚れた世界をきれいにする役割を持っています。
- 「山々、すべての丘、実のなる木、すべての杉、獣、すべての家畜、はうもの、翼のある鳥よ。」（９～１０節）被造物の中の小さく身近なものが賛美のステージに招かれています。１１節に人物が登場します。「地の王たちよ。すべての国民よ。君主たちよ。地のすべてのさばきつかさよ。若い男よ。若い女よ。年老いた者と幼い者よ。彼らに主の名をほめたたえさせよ。」私たちは時には病室で、弱々しいからだで祈り賛美をささげる時もあります。その礼拝もこのような広大な礼拝に連なっています。やがての日、この礼拝にあずかることが出来ることを喜び、若い男よ、若い女よ、年老いた者と幼い者よ、主の御名をほめたたえさせよ、との招きに応えて、歌いつつ今日も歩みましょう。シャローム。
