2月19日聖日礼拝

動画(42分28秒)

聖書 創世記26章12節〜25節
説教 「平和をつくる人」
説教者 高橋博牧師


今月の聖句

詩篇119篇105節

あなたのみことばは私の足のともしび私の道の光です。


今週の聖句

ローマ書12章21節

悪に負けてはいけません。むしろ、善をもって悪に打ち勝ちなさい。


今週の詩篇の黙想

詩篇111篇1節〜10節

  1. 詩篇111篇は10節までのコンパクトな詩篇です。各行の頭がABCの順になっているヘブル語のいろは歌です。1節は「ハレルヤ。私は心を尽くして主に感謝をささげよう。直ぐな人の交わり 主の会衆において。」と感謝を献げますと歌い出されています。2節では「主のみわざは偉大。それを喜ぶすべての人に尋ね求められるもの。」と感謝の根拠として、主のみわざの偉大さを認識してほめたたえています。

  2. 2~7節で主のみわざが5回繰り返されています。2節「主のみわざは偉大」3節「そのみわざは威厳と威光」4節「主はその奇しいみわざを人の心に刻まれた」6節「国々のゆずりの地をご自分の民に与え彼らにそのみわざの力を告げ知らされた」7節「御手のわざは真実と公正そのすべての戒めは確かである」このような主の大いなるみわざを覚えて感謝を献げる告白から始まっています。主のみわざを知ることを通して神様を深く知ることが出来、神様のみわざを知ることと神様御自身を知ることは深い関係があります。

  3. この感謝の告白を1節の後半では「直ぐな人の交わり主の会衆において」と続いています。個人で告白するだけでなく、主の会衆において、と言うことは今日的に言えば、教会の交わりにおいて、教会の共同体的交わりにおいて、主のみわざと主の属性を覚えて感謝と賛美を献げることが勧められています。「主はその奇しいみわざを人の心に刻まれた。主は情け深くあわれみ深い。」と4節で歌われています。主はくすしいみわざを私たちの心に刻み込んでくださり、情け深くあわれみ深い主の御性質、主の御人格をも心に刻印のように刻み込まれます。

  4. 6節では「国々のゆずりの地をご自分の民に与え 彼らにそのみわざの力を告げ知らされた。」エジプトから帰って来たイスラエルの民に割り当て地をお与えになりました。今日においても主は私たちに「ゆずりの地」を与えて下さいます。主御自身が「ゆずりの地」であります。それは使命の場所であり、自分の居場所であります。主は私たちを目的を持って生かしてくださり、目的を持って救いの恵みに与らせてくださいました。主を知ることはこのゆずりの地に生きることであり、自分が生かされる安息の地、居場所を得ることであります。最後の10節において「主を恐れることは、知恵の初め。」(新改訳第三版)と歌い「主の誉れは永遠に堅く立つ。」と結んでいます。主のゆずりの地での安息を感謝しましょう。シャローム。