2025年2月2日聖日礼拝

動画(39分283秒)

聖書 ルカの福音書7章1節〜10節
説教 「ただ、おことばを下さい」
説教者 高橋 博師


今月の聖句

サムエル記第一17章37節

獅子や熊の爪からしもべを救い出してくださった主は、このペリシテ人の手からも私を救い出してくださいます。


今週の聖句

ヤコブの手紙1章21節

ですから、すべての汚れやあふれる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを素直に受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。


ルカの福音書からの黙想 ルカ4章前半

イエス様はヨハネから洗礼を受けられ、聖霊が天からはとのような形をして下り、「あなたは、わたしの愛する子。わたしはあなたを喜ぶ。」という天からの声を受け、聖霊に満たされてヨルダンから帰ってこられました。イエス様は荒野で40日間、悪魔と戦われました。悪魔はイエス様を3度、誘惑しました。イエス様は誘惑する悪魔に対して神のことばを武器に戦い、勝利をされました。一回目の誘惑「この石にパンになるように命じなさい。」二回目は神殿の頂きに立たせて「ここから飛び降りなさい。天使があなたを支えると書いてあるではないか」という誘惑。三回目は「私を拝みなさい。国々の権力と栄光をすべてあなたにあげよう」という誘惑。イエス様は聖書のことばを用いてサタンの誘惑をすべて退けられました。最初の人アダム、エバは悪魔の誘惑に負けてしまいました。それによって人類は堕落し、罪がこの世界に入ってしまいました。アダム、エバは神様のことばにきちんと従がっていません。「その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ」と言われた神様のことばを「死ぬといけないから」と勝手に自分の都合の良いように自己解釈しています。善悪を知る木の実を食べてはいけないという戒めを、触れてもいけないと神様の言っていないことを僻んで勝手につけ加えています。ひがんだ解釈をして悪魔の誘惑に負け、罪の侵入という大事件が起こりました。神様はこの堕落した罪の世界の救い、回復のために第二のアダムとしてイエス様を遣わして下さいました。神であられる主イエス様は完全な人となってくださり、私たちと同じ姿になって、同じレベルにまで下ってくださり、悪魔の誘惑にあってくださり、私たちと同じ武器で悪魔と闘って勝利してくださいました。神のことばが悪魔との戦いの勝利の武器です。私たちも、御霊に導かれ、剣であるみことばをしっかりと握り締めているなら悪魔の誘惑に打ち勝つことができます。イエス様は、人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる、と聖書のことばをもって悪魔の誘惑を退けられました。人間、何を食べてよいのではありません。毒キノコやフグの肝を食べれば死にます。心への情報も好奇心から何を取り入れても良いのではありません。今の情報豊かな時代は悪い誘惑がどんどん目や耳に入り、心やからだを支配します。この時代、聖く、正しく歩むために、神様のことば、聖書のことばをしっかりと心に貯えて誘惑に勝利をして行きましょう。

2025年1月26日聖日礼拝(バイリンガル)

動画(49分23秒)

聖書 使徒の働き16章1節〜5節
説教 「信仰による真のわが子」
説教者 タン・ショーン師
通訳 リュウ・ホイイン師


今月の聖句

コロサイ人への手紙2章9節

キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。


今週の聖句

テモテへの手紙第二3章16節〜17節

聖書はすべて神の霊感によるもので、教えと戒めと矯正と義の訓練のために有益です。神の人がすべての良い働きにふさわしく、十分に整えられた者となるためです。


ルカの福音書からの黙想 ルカ3章後半

ルカ3章23節からイエス様の系図が書かれています。直前の22節で聖霊が、鳩のような形をして、イエス様の上に下られました。その時天から声がしました。「あなたは、わたしの愛する子、わたしはあなたを喜ぶ。」イエス様を「神の子」であると聖霊は宣告しました。38節の系図の最後において「このアダムは神の子である。」と書かれ、神の子として創造されながら神に背いて罪を犯し堕落し、その罪人の末裔として罪なき救い主、神の子イエス様がお生まれになったことを証ししています。「教えを始められたとき、イエスはおよそ30歳で、人々からヨセフの子と思われていた。」聖霊によってマリヤの胎に宿りヨセフ・マリヤの家庭で育ち、ヨセフが若くしてなくなったのでイエス様は大工として働き、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンという弟、その他の妹の養育をして、彼らが一人前になったとき、年30歳で家業の大工から解放されて救い主の御業を始められました。「ヨセフはエリの子で、さかのぼると、マタテ、レビ、メルキ、ヤンナイ、ヨセフ」とルカは系図を記述しています。マタイ1章にも系図が書かれています。「アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリストの系図。アブラハムがイサクを生み、イサクがヤコブを生み、ヤコブがユダとその兄弟たちを生み、」マタイの系図はアブラハムから始まっています。「ヤコブがマリアの夫ヨセフを生んだ。キリストと呼ばれるイエスは、このマリアからお生まれになった。」(マタイ1章16節)マタイとルカの系図には少し違いがあります。ヨセフの父はヤコブとマタイは記しています。ルカは「ヨセフはエリの子」と記しています。二人の歴史家がこの点を説明しています。一人の歴史家はエリはマリヤの実のお父様。ヨセフはエリの義理の息子という説明です。もう一人の歴史家はエリとヤコブは兄弟、エリが兄で結婚したが子が生まれる前に亡くなった。それでその未亡人は弟のヤコブと再婚してヨセフを産み、ヨセフはエリの家系を守る養子となった。それでマタイは「ヤコブがマリヤの夫ヨセフを生んだ」と記し、ルカは「ヨセフはエリの子」と記述していると教えています。マタイは系図をアブラハムから始めていますがルカはアダムにまで遡っています。異邦人のルカは救い主イエス様はアブラハムの子孫の救い主だけでなく、万民の救い主と言うことを語っています。