6月27日聖日礼拝

礼拝説教(41分54秒)

聖書 創世記13章1節〜18節
説教 「信仰の原点への復帰」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

創世記13章14節

さあ、目を上げて、あなたがいるその場所から北、南、東、西を見渡しなさい。


今週の祈りのガイド

詩篇25篇1節〜22節

  1. 詩篇25篇はヘブル語のいろは歌です。ヘブル語にはアルファベットが22あります。各節がアルファベット順に並んでいますので22節まであり、覚えやすい工夫がされています。1節は「主よ。私のたましいは、あなたを仰いでいます。」詩篇はたましいの叫び、自分のたましいと神様とのやり取りの告白であります。ダビデは「わが神。私は、あなたに信頼いたします。」と仰いだ結果、主を信頼する告白に発展してます。私たちもあなたを仰ぎます、という祈りから、あなたに信頼しますという信仰に前進しましょう。

  2. 4節では「主よ。あなたの道を私に知らせ、あなたの小道を私に教えてください。」と生活の中で具体的に主に喜ばれる歩み、主を信頼する生き方、道を求めています。道が5節では真理を教えてくださいと発展しています。主は私たちの歩む道、真理をみ言葉で教えてくださいます。10節では「主の小道はみな恵みと、まことである。」と書かれ詩篇の記者は一日中、主の道を、みことばを待ち望んでいます。

  3. 6~11節で主を待ち望む祈りの中で、神様のご性質、ご人格、お働きを思い起こしています。6節では主のあわれみと恵み、7節では罪を赦し、わたしを覚えて下さる主のいつくしみを心に留めています。祈りは主との交わりです。その中で主の愛に満たされ浸されて、11節では「主よ。御名のために、私の咎をお赦しください。大きな咎を。」と罪の赦されたことを喜んでいます。

  4. 12~15節では主を恐れる人の恵みと喜びが証しされています。その人のたましいは幸せの中に宿り、その子孫は地を受け継ぎ、私の眼はいつも主に向かい、歩みを敵のわなから守ってくださる喜びを歌っています。

  5. 16~22節はこの詩篇の記者は苦悩の中にいて、苦悩の中から叫んでいることを証ししています。私に御顔を向け、あわれんでくださいと祈っています。20~21節で「私のたましいを守り、私を救い出してください」と祈り「私が保たれますように」と求めています。主のあわれみ、いつくしみ、全能の力、無限の愛を信じて、主を待ち望みましょう。

6月20日聖日礼拝

礼拝説教(41分21秒)

聖書 創世記12章7節〜20節
説教 「試練に耐える人」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

ヤコブの手紙1章12節

試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。


今週の祈りのガイド

詩篇24篇1節〜10節

  1. 詩篇24篇の背景は長年の間放置されてあった神の箱をダビデの町、エルサレムの天幕にお迎えして、主を心から礼拝する時に歌われた詩篇であります。1節で「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主のものである。」と歌っています。神の箱がエルサレムに運び込まれても、箱そのものが尊いものではなく、すべてを創造された主が尊いお方であることを歌っています。

  2. エルサレムのシオンの丘に幕屋が建てられ神の箱が据えられ、主を賛美し、主を礼拝しました。ここでも主の山に来ることで自然に聖なる神に出会えることではなく、「手がきよく、心がきよらかな者、そのたましいをむなしいことに向けず、欺き誓わなかった人。」と神様の前にへりくだり悔い改める者が祝福を受けることを歌っています。

  3. 6節で「これこそ、神を求める者の一族、あなたの御顔を慕い求める人々、ヤコブである。」と歌われています。民族的に血縁的にヤコブの子孫が祝福を受けるのではなく、誰であっても神を求め、主の御顔を慕い求める者が祝福を受け継ぐヤコブの一族であります。主を慕い求める者に恵みが豊かに注がれます。

  4. 神の箱が祭司たちに担がれてエルサレムに運び込まれた時、ダビデは小躍りして喜び、踊り、心からのささげものをしました。「門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。」エルサレムの町が扉をいっぱい開いて神の箱の入場を歓迎するように歌っています。神様のことばがエルサレムを支配し導くように、心を開いて主を心の王座にお迎えするように勧めています。

  5. 9節でもう一度繰り返されています。「門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。」栄光の主、復活されたイエス様を心の王座にお迎えして主を賛美、礼拝する生活を始めることを勧めています。ダビデの妻ミカルは裸になって踊っているダビデを蔑んでいます。身分、立場、プライドを脱ぎ捨てて、心に主をお迎えして主を喜びましょう。

6月13日聖日礼拝

礼拝説教(22分31秒)

聖書 ルカの福音書5章1節〜11節
説教 「何もかも捨てて」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

詩篇51篇17節

神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。


今週の祈りのガイド

詩篇23篇1節〜6節

  1. 詩篇23篇は教会の今年の年間聖句です。聖書の中で最も愛されている聖句の一つです。改めて23篇を味わいましょう。「主は私」という書き出しが1~3節で3回繰り返されています。これは繰り返し、反復のリズムです。反復しながら起承転結と発展しながら結論に向かっています。3回繰り返されて4節で「わざわいを恐れません」「主がともにおられるから」という信仰の告白になっています。

  2. 1~3節の繰り返しも発展があります。1節「乏しさがない」と告白し、2節は「緑の牧場、水のほとり」と物資的な乏しさがないという視点から、3節では「たましいを生き返らせ、義の道に導かれる」と霊的な生活における豊かさに発展して、主の恵みを歌っています。私という言葉も1~3節で5回出てきます。他人の問題ではなく、正真正銘「私」の信仰の告白、私の信仰と告白しています。

  3. 1~3節と登り詰めて4節はピークのようです。「わざわいを恐れません」「主がともにおられるから」という信仰の告白から「死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。」主がともにおられますから」と苦難の中の勝利という信仰の頂点に達しています。

  4. 「あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。」と鞭と杖に展開していきます。神様の鞭と杖は敵から私たちを守る防具であり、また私たちを間違いから矯正する訓練の道具でもあります。主の養い、護りの恵みから私たちを訓練された奉仕者、主のしもべへと成長させてくださいます。主の訓練や矯正は私の慰めと告白しています。

  5. 「私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。」主は肉体の糧だけでなく、霊的な敵に打ち勝つために霊の糧、みことばの糧を備えて下さり、霊の武器で戦えるように聖霊の油を注いでくださいます。慈しみと恵みが追ってくると告白して、主を礼拝する主の家に住む喜びを歌っています。

6月6日聖日礼拝

礼拝説教(42分32秒)6分45秒辺りからご覧ください。

聖書 創世記12章1節〜9節
説教 「祭壇を築いて祈る」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

ヘブル人への手紙13章15節

ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。


今週の祈りのガイド

詩篇22篇1節〜31節

  1. 詩篇にはパラレリズムというリズムがあります。同意型、反復型、合成型があります。詩篇22篇は1~5節で「わが神、わが神。どうして、私をお見捨てになったのですか。遠く離れて私をお救いにならないのですか。私のうめきのことばにも。」となぜですかと苦しみの中からの叫びです。3~5節では「けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。」と神様を賛美しています。詩篇22篇はこのように苦難の中から神様への叫びと、神様への賛美が反復型パラレリズムとして繰り返され、25節「大会衆の中での私の賛美はあなたからのものです。」と結論に向かっています。そのように詩篇を味わっていきます。

  2. 6~8節は苦難の中からの叫びです。「私を見る者はみな、私をあざけります。彼らは口をとがらせ、頭を振ります。」この歴史、世界で最も苦しまれた方は十字架上のイエス様です。父なる神様から見捨てられる、すべての神の恵みがはぎとられる究極の苦しみを私たちのために受けてくださいました。私たちも苦難の時、この22篇を読みましょう。9~10節は苦難の中から賛美がささげられています。「生まれる前から、私はあなたに、ゆだねられました。母の胎内にいた時から、あなたは私の神です。」苦難の時も賛美をしましょう。

  3. 11~22節も長い大きな苦難の叫びです。18節「彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします。」イエス様の持っておられた唯一の財産の衣もはぎとられ、兵士たちがくじ引きで取り合います。十字架上の肉体的苦痛、悪口雑言を浴びせられる苦しみ、すべてをはぎとられ、さらし者にされる苦しみの中から叫び告白しながら22節「私は、御名を私の兄弟たちに語り告げ、会衆の中で、あなたを賛美しましょう。」と苦難の中で生きる信仰の模範を示していてくださいます。

  4. 23~31節は賛美の大団円です。28節「まことに、王権は主のもの。主は、国々を統べ治めておられる。」私たちは人から見捨てられる時、何かの失敗で非難される苦しみ、人々から非難中傷怒りを受けて炎上する時があっても、主は国々をすべ治められる、すべてを御支配して下さり、王権で守ってくださる信仰に達しています。主の愛、主の御手から私たちを引き離すものは何もないことを信じ、子供たち、子孫たちにも神の恵みを伝えて行きましょう。