2024年3月31日イースター礼拝

動画(39分30秒)

聖書 ヨハネの福音書20章19節〜29節
説教 「甦られたキリスト」
説教者 高橋博師


今月の聖句

コリント人への手紙第一15章20節

しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。


今週の聖句

ペテロの手紙第一1章8節

あなたがたはイエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、今見てはいないけれども信じており、ことばに尽くせない、栄えに満ちた喜びに躍っています。


創世記からの黙想 創世記13章

創世記13章からの黙想です。12章1節でアブラハムは甥のロトといっしょにハランを出発して神様の示す地、カナンにやってきます。アブラハムは祭壇を築いて主を礼拝し、ベテルに移動したときにも「彼は主のため、そこに祭壇を築き、主の御名によって祈った。」(12章8節)アブラハムはどこに行っても祭壇を築いて主を礼拝しています。12章10節でその地に飢饉があってエジプトにのがれています。アブラハムはエジプトでは祭壇を築かず、主の名によって祈っていません。その結果アブラハムはエジプト人を恐れて妻を妹と偽って、大きな罪を犯しています。アブラハムは証しのない生活でエジプトを去っています。祭壇を築く、主の名によって祈ることにより、私たちを、恐れや偽りの罪から守られます。その反省からか、13章でエジプトからネゲブに戻り、ベテルに戻って、そこでまず祭壇を築いて主の名によって祈っています。神様はアブラハムを祝福して家畜、しもべの数が増えて、ロトのしもべとの間に争いが起こりました。そこでアブラハムはロトと分かれることにしました。ロトはよく潤った低地を選んで移住しました。彼はそこで祭壇を建てる事も主の名によって祈ることもしていません。その結果、ロトの家族の末路は悲劇です。ロトは自分の目に頼って肥沃な土地を選びましたが、自分の目であって主の目ではありませんでした。主の視点、主の目で物事が見えるためにも、祭壇を築くこと、毎日デボーション、静思の時、主の名によって祈る時を持つことが大切であります。アブラハムはある時は一人で、また妻のサラとともに主の名によって祈りました。アブラハムはヘブロンにあるマムレの樫の木のそばに来て住み、主のための祭壇を築き、主の名によって祈り、礼拝をささげています。朝、主と交わりをすれば、もう、今日は一日、主の平安と祝福が追ってきます。毎朝、祭壇を築く生活のルーティンを打ち立てて平安をもって一日を始めましょう。アーメン。

2024年3月24日聖日礼拝

動画(40分38秒)

聖書 コリント人への手紙第一15章3節〜6節
説教 「最も大切な事」
説教者 高橋博師


今月の聖句

コリント人への手紙第一15章20節

しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。


今週の聖句

ローマ人への手紙6章4節

私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、ちょうどキリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、新しいいのちに歩むためです。


創世記からの黙想 創世記12章

神様の裁きの大洪水の後、箱船から出て来たノアとその家族に神様は礼拝する使命を与えられました。ノアとその家族、セム、ハム、ヤフェテの家庭に子供たちが生まれ、洪水で荒廃した大地を耕しました。「ほむべきかな、セムの神、主。」セムは神の裁きの厳粛さを目の当たりに見ています。月日の流れは速く、セムの十代目の子孫、アブラムの登場する時代になりました。神様はアブラムに「あなたは祝福となりなさい」(2節)と命じておられます。洪水の後、箱船を出て祭壇を築いて全焼のささげ物を献げて信仰による再出発しましたが、やはりこの世界は罪との戦いでした。ノアはぶどう畑を造り、収穫したぶどう酒を飲んで天幕の中で泥酔し裸になる醜態をさらしています。カナンの父ハムはノアの醜態を治めようとしないで吹聴したために呪われる身となりました。バベルの人たちは神様から与えられた天然資源で建築技術を磨き、心は高ぶり、神様を無視して頂が天に届く塔を建てようと高慢になってしまいました。神様はこの高慢を裁かれ、ことばを混乱させ、人々は地の全面に散らされました。散らされた人々は神様の恵みからも散らされて「アブラハムとナホルの父テラは、昔、ユーフラテス川の向こうに住んでおり、ほかの神々に仕えていた」とその堕落ぶりがヨシュア記24章2節に記されています。ノアから10代経過したテラの時代にはセムの子孫も他の神々を拝むようになっていました。「主はアブラムに言われた。あなたは、あなたの土地、あなたの親族、あなたの父の家を離れて、わたしが示す地へ行きなさい。」(12:1)と罪、不信仰の中からアブラムを召し、新しい出発が始まります。偶像に仕える親族を離れて、神様を礼拝する祝福を受け継ぐ家族として神様はアブラムを召し出されました。アブラムはセムから10代目。セムからアブラムまで、それぞれの人物の生まれた年、死んだ年を図表にしますと、なんとセム390歳の時にアブラムは生まれています。セムは600歳まで生きましたのでアブラムよりも長く生きています。アブラム75歳でハランを出た時にはペレグとナホル以外のアブラムの親族は全員、悲しいかな他の神々に仕えていました。アブラムはこの親族と決別して新しい出発をしました。ノアの時代は洪水で親族と分離して再出発しました。アブラムは祝福をもたらすために、旅立つことで親族と分離して祝福の地に向かいました。祝福の器になりましょう。