2023年12月10日聖日礼拝

動画(35分48秒)

聖書 ルカの福音書1章67節〜79節
説教 「罪の赦しによる救い」
説教者 高橋博師


今月の聖句

ルカの福音書2章11節

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。


今週の聖句

ルカの福音書1章37節

神にとって不可能なことは何もありません。


クリスマスの黙想 2

ルカの福音書1章8節〜13節

「御使いは彼に言った。恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。」(13節)

ザカリヤとは「主は覚えておられる」という意味です。この日神殿に入って香をたく祭司をくじを引いて選ぶとき、ザカリヤさん、あなたにあたりました、と大きな声でザカリヤの名前が呼び出されました。

主があなたを覚えておられますよ、と言う名前、ザカリヤという名が選ばれて呼ばれる時、香をたく奉仕にあたる時、ザカリヤ自身導き、選び、使命を覚えはずでありました。

これだけの備えをして天使は祭壇のそばで礼拝の奉仕をしているゼカリヤに現れ、語りかけました。天使はやさしく「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。」と語りかけています。

祭司であり、周りで大勢の祭司たちが祈り、ゼカリヤも礼拝の奉仕しているとき、天使が現れ語りかけたとき、取り乱し、恐怖に襲われています。

霊的な備えがなかったからです。ゼカリヤは子どもが与えられる様に祈っていながら、あなたの妻エリサベツは男の子を産みます、と語ったとき、アーメン、ハレルヤ、感謝しますと告白出来ませんでした。天使の告知を素直に信じ受け入れることは出来ませんでした。その不信仰のためにゼカリヤは妻エリサベツの出産の時まで口がきけなくなってしまいました。

神様は生きて働いています。天地を創造された後も、全被造物を治めておられます。その神様の英知、全能の御手で世界を支配し、完成に導いておられます。御心の実現のため、預言の成就のため、主の御計画は進行しています。あなたもあなたの家族も救われます、と言う約束の実現のために、神様は働いています。ゼカリヤの様に期待感なく義務的に礼拝をするのではなく、全能の神がなさること、語られることに敏感でありたいと思います。主のなさることはおりになって麗しいです。

ギリシャ語には時を現すことばにカイロスとクロノスがあります。クロノスからクロノロジーは歴史とか年代記と訳され、時計の針が正確に動くような時間歴史認識です。カイロスは春が来れば一気に花が咲くような時間の認識です。動かない歴史も神様の時が来れば一気に動きます。神様の働かれる時に気がつく信仰に生きましょう。シャローム。

2023年12月3日聖日礼拝

動画(41分00秒)

聖書 ローマ人への手紙8章14節〜17節
説教 「父なる神を信ず」
説教者 高橋博師


今月の聖句

エペソ人への手紙1章17節

どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。


今週の聖句

ルカの福音書2章11節

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。


クリスマスの黙想 1

ルカの福音書1章5節〜7節

「ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の者でザカリヤという名の祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた。しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。」(5~7節)

詩篇からの黙想、ショートメッセージを3年にわたって1篇から150篇まで、150回続けてお届けしました。1月からは新たなシリーズを考えています。今年の12月の5回はルカ1章から老祭司ザカリヤの生涯、歩み、信仰の黙想をしていきたいと思います。

ザカリヤという名前の意味は「主は覚えておられる」という意味です。老祭司ザカリヤは名前と彼の身に及んだ出来事で主は民を覚えておられる事を証ししています。

ザカリヤにはエリサベツという奥様がいました。二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた正しい真面目な神のしもべでした。二人とも年と取って高齢になっていましたが、二人には子どもがいませんでした。

ルカはテオフィロにイエスさまの生涯を語り始めるのに、高齢、子どもにいないザカリヤ、主は覚えておられると言う名のしもべの家庭を最初に取り上げています。人は覚えていない、忘れられ、無視される様な、存在感、影響力のない人物も、そんな中でも主の前に正しく、主の道を落ち度なく誠意を持って歩む人を覚えていてくださり、用いてくださり、この人から大きな歴史のドラマが展開して行くことに着目しています。

ザカリヤは主の計画、主がザカリヤ、エリサベツを用いてメシヤを送る備えの器として持ちようとしていてくださいます。主はザカリヤを覚え、期待して持ちようとしていてくださいます。しかしザカリヤは主は覚えておられると言う立派な名前をいただいていますが、主のそのような計画をみじんも知っていません。そのために主の命令を落ち度なく行っていても、目的を知らずただただ義務的に律法的に行っている様であります。クリスマスを迎えるアドベントの季節、神様は小さな高齢のしもべザカリヤを覚えて用いてくださったように、私たち、小さなものも、小さな教会も覚えて期待して用いようとしていてくださる事を信じて行きましょう。