2023年12月3日聖日礼拝

動画(41分00秒)

聖書 ローマ人への手紙8章14節〜17節
説教 「父なる神を信ず」
説教者 高橋博師


今月の聖句

エペソ人への手紙1章17節

どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。


今週の聖句

ルカの福音書2章11節

今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。


クリスマスの黙想 1

ルカの福音書1章5節〜7節

「ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の者でザカリヤという名の祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた。しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。」(5~7節)

詩篇からの黙想、ショートメッセージを3年にわたって1篇から150篇まで、150回続けてお届けしました。1月からは新たなシリーズを考えています。今年の12月の5回はルカ1章から老祭司ザカリヤの生涯、歩み、信仰の黙想をしていきたいと思います。

ザカリヤという名前の意味は「主は覚えておられる」という意味です。老祭司ザカリヤは名前と彼の身に及んだ出来事で主は民を覚えておられる事を証ししています。

ザカリヤにはエリサベツという奥様がいました。二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた正しい真面目な神のしもべでした。二人とも年と取って高齢になっていましたが、二人には子どもがいませんでした。

ルカはテオフィロにイエスさまの生涯を語り始めるのに、高齢、子どもにいないザカリヤ、主は覚えておられると言う名のしもべの家庭を最初に取り上げています。人は覚えていない、忘れられ、無視される様な、存在感、影響力のない人物も、そんな中でも主の前に正しく、主の道を落ち度なく誠意を持って歩む人を覚えていてくださり、用いてくださり、この人から大きな歴史のドラマが展開して行くことに着目しています。

ザカリヤは主の計画、主がザカリヤ、エリサベツを用いてメシヤを送る備えの器として持ちようとしていてくださいます。主はザカリヤを覚え、期待して持ちようとしていてくださいます。しかしザカリヤは主は覚えておられると言う立派な名前をいただいていますが、主のそのような計画をみじんも知っていません。そのために主の命令を落ち度なく行っていても、目的を知らずただただ義務的に律法的に行っている様であります。クリスマスを迎えるアドベントの季節、神様は小さな高齢のしもべザカリヤを覚えて用いてくださったように、私たち、小さなものも、小さな教会も覚えて期待して用いようとしていてくださる事を信じて行きましょう。