2024年4月28日聖日礼拝(バイリンガル/Bilingual)

動画(36分22秒)

聖書 使徒の働き10章44節〜48節
説教 「歓迎する教会になろう」
説教者 タン・ショーン師

BECOMING A WELCOMING CHURCH
Acts 10:44-48
Sean Tan


次回のバイリンガル説教は、5月26日です。

The next bilingual sermon will be on May 26th.


今月の聖句

使徒の働き26章18節

それは彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、こうしてわたしを信じる信仰によって、彼らが罪の赦しを得て、聖なるものとされた人々とともに相続にあずかるためである。


今週の聖句

マタイの福音書28章19節〜20節

ですから、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。父、子、聖霊の名において彼らにバプテスマを授け、わたしがあなたがたに命じておいた、すべてのことを守るように教えなさい。見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。


創世記からの黙想 創世記17章

アブラハムが86歳の時ハガルによってイシュマエルを産み、その後沈黙と悔い改めの13年が過ぎ、アブラハム99歳の時、主は語られました。「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」(1節)語られた内容は「わたしは、あなたが滞在している地、すなわちカナンの全土を、あなたとあなたの後のあなたの子孫に永遠の所有として与える。」(8節)カナンの全土が与えられる契約と「あなたの妻サラが、あなたに男の子を産むのだ。あなたはその子をイサクと名づけなさい。わたしは彼とわたしの契約を立て、それを彼の後の子孫のために永遠の契約とする。」(19節)子どもイサクが与えられる約束です。神様はカナンという土地に、アブラハムの子孫を住まわせ、そこにやがての時、救い主を送る計画を立てられ、その基盤となる土地と子孫を与える契約をアブラハムと結ばれました。この土地に住み着くアブラハムの子孫を聖別して、神様のことばを委ね、他の異邦人とは違って神様を礼拝し、従う民を導いて、そのすえより救い主イエス様を送る契約を立ててくださいました。この契約の印として「あなたがたの中のすべての男子は割礼を受けなさい。あなたがたは、あなたがたの包皮の肉を切り捨てなさい。」(10~11節)割礼を施すことが命じられています。割礼は、イエス様も生後8日目に受けられました。男子の生殖器の先端の包皮の肉を切り裂く儀式であります。後に預言者エレミヤは「あなたがたの心の包皮を切り捨てなさい」と割礼の霊的意味を教えています。神様との契約は、私たちの心を開いて神様の約束を信じることであります。割礼という行為、儀式が中心ではなく、神が教えている契約の恵みに与かることが大切であります。アブラハム99歳の時に、来年の今頃サラに子供が与えられている、と神様から語られたとき、心を開いて、常識を言うベールを切り裂いてアブラハムは信じました。私たちの心を覆っている包皮、ベール、覆い、自己を防衛するよろいのようなものを脱ぎ捨て、切り裂いて、全能の神様の約束を信じることが求まられています。神様と交わる時も、隔てている不信仰という包皮を切り裂いていく時、親密な交わりが出来ます。今週も心を開いて素直な気持ちでお祈りをささげましょう。シャローム。

2024年4月21日聖日礼拝

動画(42分22秒)

聖書 使徒の働き1章3節〜11節
説教 「天に上げられたイエス」
説教者 高橋博師


今月の聖句

使徒の働き26章18節

それは彼らの目を開いて、闇から光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、こうしてわたしを信じる信仰によって、彼らが罪の赦しを得て、聖なるものとされた人々とともに相続にあずかるためである。


今週の聖句

ヘブル人への手紙12章2節

信仰の創始者であり完成者であるイエスから、目を離さないでいなさい。この方は、ご自分の前に置かれた喜びのために、辱めをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されたのです。


創世記からの黙想 創世記16章

信仰の父と呼ばれたアブラハムも大きな失敗を犯しています。アブラハムの人生2度目の失敗の事件です。一度目は12章、飢饉でエジプトに滞在したとき、妻のサラを妹と偽って、神のしもべとして証しにならない事件を起こしています。二度目の事件はアブラハムは85歳、サラは75歳になった時のことです。16章はアブラハムだけでなく、サラ、ハガルの弱さがさらけ出されている箇所です。「私は子がないままで死のうとしています。私の家の相続人は、ダマスコのエリエゼルなのでしょうか。」(15章2節)アブラハムは信仰と不信仰の戦いの中で生きています。85歳と高齢になって父となる希望の灯火が消されようとしている時のアブラハムの質問です。神様は「あなた自身から生まれ出てくる者が、あなたの跡を継がなければならない。」と語られアブラハムは主を信じ、それが彼の義と認められました。この時押し寄せた不安の波は引いて行きましたが、次に襲いくる不安の波は妻のサラから出てきました。「主は私が子を産めないようにしておられます。どうぞ、私の女奴隷のところにお入り下さい。おそらく、彼女によって、私は子を得られるでしょう。」(2節)妻サラからこの不信仰な世的な提案が出ました。この提案を受けたアブラハムは何をすべきでしょうか。サラの提案の時に、一瞬でも、主よ、あなた様の御心はいかがでしょうか、と祈るべきでした。サラ、この提案はいいが、一度一緒に祈って神様のみこころを伺いましょうと尋ねるべきでした。これは、私たちに問いかけられている日々のテーマであります。アブラハムはサラの提案を祈ることなく受け入れ、ハガルの天幕にさっさと入りハガルはイシュマエルをみごもります。みごもったハガルの態度は大きくなり女主人サラを軽く見るようになりました。家庭内でハガルとサラに大きなバトルが発生しました。サラはハガルをいじめます。サラのいじめに耐えきれずにハガルは逃亡します。アブラハムは「あなたの好きなようにしなさい」と無責任な対応です。今日もイシュマエルの子孫と呼ばれるアラブ人とアブラハムの子孫のイスラエル人との間に大きな戦いが起こっています。祝福をもたらすはずのアブラハムが不信仰によって苦しみをもたらしています。アブラハムは86歳から99歳になるまでの13年間、家庭の問題の中で祈りを悔い改めの時を過ごしています。信仰が惰性にならず、瞬間、瞬間、主の御声を聞く信仰に生きましょう。シャローム。