9月12日聖日礼拝

動画(21分06秒)

聖書 マルコの福音書10章17節〜23節
説教 「主のいつくしみを信ず」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

ペテロの手紙第一2章2節

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。


今週の聖句

コリント人への手紙第一13章13節

こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。


今週の詩篇の黙想

詩篇36篇1節〜12節

  1. 詩篇36篇は3つに区分されます。1~4節は悪者の真相、5~9節は恵みの豊かさ、10~12節はひたすらなる祈り。1節「罪は悪者の心の中に語りかける。彼の目の前には、神に対する恐れがない。」罪は忙しく活躍しています。罪に対する防衛、みことばの大盾がなければ、罪はストレートに私たちの心に入ってきます。嫉妬の罪はカインの心にストレートに入って弟アベルを殺害しました。罪を犯した後は自分を責めたり、他者の責任に転嫁したりして、罪から抜け出せず泥沼に沈んでいきます。どうしたら罪の泥沼から抜け出せるでしょうか。10~12節にヒントがあります。

  2. 10~12節のテーマはひたすらな祈りです。悪の泥沼、罪の誘惑から逃れるには10節「注いでください。あなたの恵みを、あなたを知る者に。あなたの義を、心の直ぐな人に。」という主に対する切なる祈りのほかありません。罪との戦いのためにパウロはエペソ人への手紙ですべての武具を取りなさいと呼びかけています。腰には真理の帯を締め、私たちの罪の体を覆う義の衣が脱げ落ちないように、しっかりと身を覆い、罪から守られるように真理のみことばの帯で体をきりりと引き締めることが大切です。

  3. 5~9節は素晴らしい恵みの豊かさが高らかに歌われています。罪が誘うことがあっても恵みの光が守ってくれます。5節「【主】よ。あなたの恵みは天にあり、あなたの真実は雲にまで及びます。」恵みが真実に発展し、天という言葉が雲に代わって、恵みの雨をもたらす雲、焼け付く日差しから守ってくれる恵みの雲の恵みを歌っています。神様の義は山のように高くそびえて、ゆるぎない不動のものであり、神様の裁きは深い海の底にまで及び隠れることがありません。

  4. 9節「いのちの泉はあなたにあり、私たちは、あなたの光のうちに光を見るからです。」イエス様の身元から乾くことのないいのちの水が流れ私たちの渇きを潤し、迷いやすい現代の世界においても変わらない真理のみことばの光に導かれて歩める幸いを感謝しましょう。

9月5日聖日礼拝

動画(54分42秒)、聖餐式の後説教(11分38秒〜)

聖書 創世記19章15節〜29節
説教 「主のあわれみ」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

ペテロの手紙第一2章2節

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。


今週の聖句

ルカの福音書17章32節〜33節

ロトの妻を思い出しなさい。自分のいのちを救おうと努める者はそれを失い、それを失う者はいのちを保ちます。


今週の詩篇の黙想

詩篇35篇1節〜28節

  1. 詩篇35篇は1節「【主】よ。私と争う者と争い、私と戦う者と戦ってください。」という言葉で始まっています。ダビデは戦いのさなかにいます。自分で復讐したり怒り憎しみから報復しないで、主に委ねる、主が正しい裁きをしてくださるように委ねる祈りの詩篇です。3種類の戦いをダビデは戦っています。2節「盾と大盾とを手に取って、私を助けに、立ち上がってください。」ダビデはペリシテから、サウル王から、軍事的、暴力的攻撃を受けていました。その時の祈りは「彼らを風の前のもみがらのようにし、【主】の使いに押しのけさせてください。」という徹底的に主に委ねて自らは復讐しないことでした。

  2. 第二の戦いは狡猾な策略です。7節「まことに、彼らはゆえもなく、私にひそかに網を張り、ゆえもなく、私のたましいを陥れようと、穴を掘りました。」何かをしようとすると協力ではなく邪魔や妨害に遭います。ダビデが一生懸命国を治めている時も、息子アブシャロムはダビデの統治政治の非難をして国を分裂させようとしていました。この中でも自分で復讐しないで主に委ねる祈りをしています。ブーメランのように自分で掘ったわなに落ちるようにと祈っています。

  3. 第三の戦いは恩をあだで返された時の心の戦い、たましいの戦いです。13節「しかし、私は、彼らの病のとき、私の着物は荒布だった。私は断食してたましいを悩ませ、私の祈りは私の胸を行き来していた。私の友、私の兄弟にするように、私は歩き回り、母の喪に服するように、私はうなだれて泣き悲しんだ。」これだけの愛のわざをしたにもかかわらず15節「だが、彼らは私がつまずくと喜び、相つどい、私の知らない攻撃者どもが、共に私を目ざして集まり、休みなく私を中傷した。」こんな時も自分で復讐しないで24節「あなたの義にしたがって、私を弁護してください。わが神、【主】よ。彼らを私のことで喜ばせないでください。」と自分で復讐しない信仰の戦いをしておられます。

  4. 27節「ご自分のしもべの繁栄を喜ばれる【主】は、大いなるかなと。」主は信仰に生きる主のしもべを繁栄させ、喜んでくださる方であると勝利の信仰の告白をしています。繁栄を与えてくださる主を信じ、委ねて行きましょう。