めぐみのパンくず

もしひとりなら、打ちまかされても、ふたりなら立ち向かえる。三つ拠りの糸は簡単には切れない。”       伝道者の書 4:12

◎人という字は互いがもたれ合った存在に見えます。一つが外れれば両方ともに倒れてしまいます。人間が一人では存在できないことをし示しているのでしょう。ここではひたすら富を求める人物のことが言われていますが、その渦中「誰のために労苦し楽しみもなくているのか」と真摯に自分に問うことがないのです。ルカ福音書に金持の農夫の話が出てきます。大きな蔵を建て「さあ安心して食べ飲み楽しもう」と、しかし神は言われます。「今夜、お前の命は取り去られる、そうしたらお前の用意したものは誰のものになるか」と。

◎伝道者は「二人は一人にまさる」と言います。一人が倒れると一人が助け起こす。パレスチナの夜砂漠で休む時身体を温めあえる。C協力してことにのぞめる。と言うのです。二人の心が一つになって困難に望むことの幸いを覚えます。

◎三つ拠りの糸に目を向けましょう。人間的に見ますと、三人はよほど気が合っていなければ物事をやりにくいことがあります。2対1になる場合があるからです。しかし、二人のキリスト者が心合わせるならイエスさまも同行して下さると言うのです。マタイ18章19節に「まことに、あなたがたのうちふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父はそれをかなえてくださいます。とあります。20節では「ふたりでも三人でも」と。教会の祈りにつながっていくのでしょうか。一人になりたがる、肉の性質に気を付けたいものです。

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