日別アーカイブ: 2017年1月29日

めぐみのパンくず

あなたがたの間で、母がその子どもたちを養い育てるように、優しく振る舞いました。” “父がその子どもに対してするように、あなたがたひとりひとりに、ご自身の御国と栄光に召してくださる神にふさわしく歩むように勧めをし、慰めを与え、おごそかに命じました。”Ⅰテサロニケ2:7、11,12.

◎ピリピの町で信仰の闘いの激しさを終えたパウロ、シルワノ、テモテたち。その中でテサロニケの教会の兄弟姉妹に伝えた福音は、神にゆだねられたものにふさわしく母のごとく、父のごとく語ったと言うのです。

◎母がその子を世話するように(リビング)優しく振る舞ったと言います。穏やかに聞こえる言葉ですが8節を読みますと「私自身のいのちまでも~与えたいと思った」と言うほどに激しいものでした。母の子に対する思いは命がけと言うことでしょう。テサロニケの教会員をどれほどいとおしく思っていたか伝わる言葉です。

◎母のような思いだけではなく、父のごとくテサロニケの教会員を愛しましたとも言います。なぜなら、神さまにふさわしく歩んで欲しいとの願いからです。ふさわしく歩むとは、神さまのみこころに沿う、よろこばれる信仰生活を送って欲しいとの願いです。そのためにパウロがなしたことは情熱をもって「慰めを与え」、「おごそかに命じた」とは、鼓舞し激励したというのです。

◎優しい母、父の権威をもって厳しさの中に、信仰生活を導いた使徒パウロの勧めは、時代を超え全ての時代の信仰者にとって大切な勧めなのです。それはイエス様の愛の現れだからです。