私は、語りかける声の主を見ようと振り向いた。(黙示録1・12)

  • 「ものがたり」という言葉

    われに聞かしめよ 主の物語(ものがたり)

    世にもたぐいなく 良き物語

    ・・・

    (新聖歌242番)

    「物語」ということばは、広辞苑によりますと

    (1)話し語ること。また、その内容。よもやまばなし。談話。万七「淡海県(おうみあがた)の―せむ」

    (2)作者の見聞または想像を基礎とし、人物・事件について叙述した散文の文学作品。狭義には平安時代から室町時代までのものをいう。大別して伝奇物語・写実物語または歌物語・歴史物語・説話物語・軍記物語・擬古物語などの種類があり、「日記」と称するものの中にはこれと区別しにくいものもある。ものがたりぶみ。

    (3)人形浄瑠璃・歌舞伎の時代物で、主役が思い出・心情などを語る場面、またその演出。

    と書かれてありました。

    一般的には、作り話、フィクションという意味でつかわれる場合が多いように思います。その場合、うそやほらという印象を受けます。

    それにたいして、人生や歴史、その歩みを言い表す場合があります。この場合は決してうそやほらという意味はありません。むしろ現実感が豊かにあります。

    キリストの物語という場合は、後者であってまさに現実の人生であり歴史、歩みです。それを前者の意味で使ったり聞いてしまったりしないようにしなければなりません。

    ちょっと複雑です。