いや、できるさ

執筆者:

カテゴリ:

「もうできないわね? このままいっしょに暮らしていくことは。いまとなっては」

「いや、できるさ」と、スレイターは言ったが、彼女の言うとおりだとわかっていた。

「できないわ」アンは言った。「変わってしまったの。すっかり。すべて終わったのよ」

(ブライアン・フリーマントル、『殺人にうってつけの日』、新潮社、2007年11月1日発行、518ページ)

夫メイソンの暴力の中にあったアンを救い出す形で夫婦となったスレイター。しかし試練の末に別々の道を歩むこととなりそうです。

先日結婚式の準備に若いカップルが教会を尋ねてくれました。創世記2章を読み祈りましたが。そこには神さまが女性を男性のあばら骨から造られたと書かれています。頭の骨でもなく足の骨でもありません。あばらの骨は、男性がその懐の中に抱きかかえるように女性と寄り添う姿を想像させます。男女は夫婦となって同じ方向を見、人生に向かっていくのです。同労者、戦友です。

何かが起こって一緒に暮らせなくなると言うこともわからないわけではありませんが、何かがあるからこそ一緒に暮らしていくのではないでしょうか。

P1000762

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA