私たちは自分を欺いているにすぎません

道徳についての考察が、まず社会的な関係から始まるのは当然のことでしょう。
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しかし社会的関係から始めるのが当然だといっても、私たちの思考がそこでストップしてしまうなら、道徳について初めからまったく考えなかったも同然です。そこからさらに次のこと―それぞれが自分の心のうちをきれいにするという―に進まないかぎり、私たちは自分を欺いているにすぎません。

『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、91f頁

2019年3月3日(日)

道徳心を考えるにあたり、他者との関係だけを考えて、自分の内面のことは考えないとすれば、それは自分を欺いていることである、といいます。私のこころの平安と、他の人びとの関係における平和とは、深く結びついていることなのです。

「イエスはまた言われた。『人から出て来るもの、それが人を汚すのです。内側から、すなわち人の心の中から、悪い考えが出て来ます。淫らな行い、盗み、殺人、姦淫、貪欲、悪行、欺き、好色、ねたみ、ののしり、高慢、愚かさで、これらの悪は、みな内側から出て来て、人を汚すのです。』」(マルコ7・20-23)