本当の親しさ

執筆者:

カテゴリ:

本当の親しさ
2016年2月21日(日)

人と人との関係には、たやすく独占欲が入り込みます。私たちの心は愛を欲するあまり、愛や好意、友情、心づかい、支援を示してくれる人にしがみついてしまいがちです。ひとたび愛の気配を見たり感じたりすると、さらにもっと欲しくなります。
・・・
独占的な傾向に陥らずに愛するということは大変難しいことです。それは私たちの心が完全な愛を探しており、また人間である以上、完全な愛を与えることは不可能だからです。神のみが完全な愛を与えることが出来ます。したがって、美しく愛するためには互いに間隔をとる感性が必要でしょう。お互いのスペースを侵し、相手が一人の自由な人格であることを認めないなら、人間関係で多大の苦しみを引き起こしてしまいます。しかし、相手に自分でいられるスペースを与え、それぞれに与えられた賜物を分かち合うなら、本当の親しさが可能となるでしょう。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
87頁。

美しく愛すること。
罪人である人間はうっかりすると醜く愛してしまうのです。独占欲をもって愛するならば、それは醜い愛です。それはもはや愛ではありません。

美しく愛するためには、互いに間隔をとる感性が必要である、とナウエンは語ります。間隔とは、自分でいられるスペースのことです。それを相手に与えること。それが美しく愛する秘訣です。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA