「伯爵さま、ご自分のことをあまりに考えすぎないほうがよいのです」。
ヤーコプはそう言って立ち上がった「死んでしまった人びとを、自分の肩に担ってあげなければならないなどと考えないでください。死人を担ってくださる神が、すでに来てくださっているのです。伯爵さまにも、私にも、手伝ってくれなどとはおっしゃらないのです」。
エルンスト・ヴィーヒャート、全集第6巻、70ページ以下
魂への配慮の歴史11、265ページ
エルンスト・ヴィーヒャートは1887年生まれ。ナチ政権下、ナチへの献金を拒否し、そのお金を逮捕された牧師の妻に送金したことで逮捕され、4ヶ月の獄中生活をしたそうです。
これは1950年になくなる前の最後の作品となった『名もなきミサ』の一文だそうです。
神さまは死人を担ってくださるお方であり、その方がすでに来てくださっていますので、私たちは死人を担う必要がないのです。安心して死人を向き合うことが出来ます。
コメントを残す