日別アーカイブ: 2015年12月31日

めぐみのパンくず

しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。”イザヤ書 40:31

◎2016年のみ言葉です。待ち望む信仰者に与えられる神様の約束です。ますます忍耐がなくなる世界で、キリスト者は神さまを待ち望むことを決して忘れてはなりません。

◎待ち望む者に神様の三つの約束があります。三つを見る前に奇妙なことに気が付きます。上る、走る、歩く、の順序です。飛行機にたとえてみますと、機体はゆっくりと歩くように動き出し、そして走り出してそれから飛び立つのです。その順序が逆なのです。なぜそのような書き方なのでしょう。見てみましょう。

◎「翼をかって上る」キリスト者は第一にみ言葉を聞くことによって引き上げられねばならないと言うことです。礼拝で、聖会で、み言葉を聞くことによって信仰がこの世から引き上げられなければなりません。み言葉に聞き入ることは天上の生活の体験なのです。

◎二番目の「走ってもたゆまず」とは、奉仕の世界を表します。使徒の働きの中でピリポがエチオオピアの宦官を導くとき「走っていくと」8:30と書かれています。

◎最後の「歩いても」とは何でしょう。信仰者の毎日の歩みです。信仰生活は決して派手なものではありません。しかし、単調な中でも不断に主と歩いているという信仰です。エノクは「三百年間、神と共に歩んだ」とあります。キリスト者の歩みはイエス様と共なる行歩なのです。