日別アーカイブ: 2015年12月13日

めぐみのパンくず

しかし、イスラエルの二つの家には 妨げの石とつまずきの岩、エルサレムの住民にはわなとなり、落とし穴となる。”  イザヤ書8章8節

◎不信のイスラエルについての神様のメッセージです。「わたしは、妨げの石、つまずきの岩」と。

面白い表現だと思いました。「妨げの岩、つまずきの石」ならすんなり聞きもしますが、石などは踏み越えられますし、岩につまずくなどと言うことがあろうかと思います。教えられたことは、神さに対して、真の信仰者にとってイエス様はつまずかないでもよいお方。妨げとは決してなられないお方です。

◎このイザヤ書のみ言葉は三か所引用されています。第一はイザヤ書28章16節「信じる者はあわてることがない。」とあります。ドイツの牧師デイトリッヒボーンへツパーはナチスに反対し、ドイツ降伏3週間前に処刑された人ですが、彼は「信じる者は慌てることがない」を「逃れることはない」と訳しました。使命から、そこに起こる困難から」逃れる必要のない彼の信仰を表しているように思います。

◎第二はロマ書9章31節。使徒パウロはユダヤ人は行いによる義を求め、信仰による義を求めなかったゆえに「信じる者は失望させられることがない」ことに至らなかったというのです。

◎第三はⅠペテロ2章6節。ペテロは「決して」という言葉を加えて「失望させられない」と言いました。イエス様を3度まで否んだ経験からの言葉でしょうか。しくじっても、時には不信仰に落ちいっても「決して」なのです。イエス様はどんなことにも岩のように不動のお方です。