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聖霊の力

互いに偽りを言ってはいけません。あなたがたは古い人をその行いとともに脱ぎ捨てて、新しい人を着たのです。新しい人は、それを造られた方のかたちにしたがって新しくされ続け、真の知識に至ります。(コロサイ人への手紙3章9~10節)

キリストに似せられて行く。これが信仰生活のプロセスです。どのように似せられて行くのでしょうか。それは、いつまでも変わらないものである信仰と希望と愛、その三つに生きる人となることです。でも、現実はそんなに生易しいものではありません。学校にいじめがある。腹が立つやつもいる。職場に嫌な上司がいる。カスハラをしてくる客がいる。家に帰ったらうるさい親がいる。子供も言うことを聞かない。そういった時、冷静でいられる時もあれば、余裕がない時は怒り、悲しみ、寂しさで心がいっぱいになる。これが現実です。どんどんなりたくない自分になり、したくない悪を行ってしまう。自分の力では絶望的です。クリスチャンになったのに、キリストに似るどころか、なおも罪深く心は汚いままです。解決の道は二つ、キリストの十字架と聖霊の力です。十字架によって私たちの罪は赦され、私たちの存在は神に買い取られて子供とされたのです。この立ち位置がゆらぐことは絶対にありません。そして、実質的な変化は、聖霊の力においてのみ可能です。それは何によってもたらされるのか。み言葉の黙想と祈り、そして神の憐みにすがることによってです。西方教会で言う聖化、東方教会で言う神化、いずれも同じことを言っています。聖霊のエネルギーが私たちをキリストの似姿に変えていくのです。このレントの季節、み言葉の黙想と祈りの時を持ちましょう。奥村拓也

Published in牧師のつぶやき

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