2024年3月3日聖日礼拝

動画(39分31秒)

聖書 ルカの福音書16章19節〜31節
説教 「我らのために死にて葬られた主イエスを信ず」
説教者 高橋博師


今月の聖句

コリント人への手紙第一15章20節

しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。


今週の聖句

ローマ人への手紙6章6節〜7節

私たちの古い人がキリストとともに十字架につけられたのは、罪のからだが滅ぼされて、私たちがもはや罪の奴隷でなくなるためです。死んだ者は、罪から解放されているのです。


創世記からの黙想 創世記9章

創世記9章からの黙想。アダム、エバから始まった人類、地は罪で満ち、ノアの時代、大洪水で全世界は裁かれてしまいました。神の言葉を信じ従い箱舟を造り、箱舟に入ったノアの家族8名だけが救われ、この8名から新しい世界が再出発しました。ノアは信仰の人でした。「信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神から警告を受けたときに、恐れかしこんで家族の救いのために箱舟を造り、その信仰によって世を罪ありとし、信仰による義を受け継ぐ者となりました。」(へブル11章7節)「箱舟から出て来たノアの息子たちは、セム、ハム、ヤフェテであった。ハムはカナンの父である。この三人がノアの息子たちで、彼らから全世界の民が分かれ出た。」(18~19節)洪水後ノアは農夫となりブドウ畑を作り始めました。ノアはぶどう酒を飲んで酔い、衣を脱ぎ捨てて裸で寝るという醜態を晒しています。大事業をなし終えたノアも罪びとの一人です。気のゆるみから信仰の衣を脱ぎ捨てて肉の姿を見せる醜態をさらしています。このノアの醜態をカナンの父ハムは騒いで兄弟に告げています。父ノアの罪を責め立てているだけで、贖いの業に参与しようとしていません。セムとヤフェテは父の裸を見ないように顔を背け後ろ向きに歩いて父の体に上着をかける作業をしています。その時長男セムは率先して父の罪を覆う作業をしています。アダム、アバが罪を犯したとき、主は二人に皮の衣をくださいました。この衣はやがて来て下さるイエス様を指しています。ノアの時代は洪水という裁きから逃れるために主は箱舟を用意してくださり、箱船の中に隠れることにより裁きから逃れることが出来ました。この小さなセムの愛と信仰の証しから、セムから10代のちに信仰の父と呼ばれるアブラハムが登場し、アブラハムの子としてイエス様が世に来てくださいました。信仰の人はわずか8名に減少しましたが、この川の流れはアブラハム、ダビデとつながり、イエス様からは信仰による神の子たちが全世界にあふれながれています。信仰の衣をつないだ勇者たちが書かれています。受け継いだ信仰の衣をまた誰かにかけていけるように祈りましょう。シャローム。