9月26日聖日礼拝

動画(34分40秒)

聖書 創世記20章1節〜18節
説教 「いのちを得るため」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

ペテロの手紙第一2章2節

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。


今週の聖句

哀歌3章22節〜23節

私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。


今週の詩篇の黙想

詩篇38篇1節〜22節

  1. 詩篇38篇は詩篇32篇や51篇と並ぶダビデの悔い改めの詩篇です。ダビデは詩篇38篇では罪の苦しみを「主よ。あなたの大きな怒りで私を責めないでください。あなたの激しい憤りで私を懲らしめないでください。あなたの矢が私の中に突き刺さり、あなたの手が私の上に激しく下って来ました。」と表現しています。ダビデは恥かしい、不名誉な罪を隠さないで告白しています。ヨハネの手紙第一1章9節で「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」と書かれています。罪を認めて告白して神様の前に真実に生きることはとても素晴らし恵みです。

  2. ダビデは詩篇38篇においては罪のもたらす苦しみ、悲惨さを告白しています。5節「私の傷は、悪臭を放ち、ただれました。それは私の愚かしさのためです。」肉体の病のたとえを使いながら、罪は心を病にして、心や言葉が腐敗し、周辺に悪臭を放ち、罪は人間関係も破壊して行きます。11節「私の愛する者や私の友も、私のえやみを避けて立ち、私の近親の者も遠く離れて立っています。」と罪の破壊の姿が書かれています。

  3. 15節「まことに主よ、あなたを私は待ち望んでいます。わが神、主よ。あなたが私に答えてくださいます。」(新改訳2017訳)ダビデは罪を犯して、苦しみのどん底の中から、目を主に向けて、赦してくださる主を信じて悔い改めの祈り、罪の告白をしています。

  4. ダビデは詩篇38篇の表題にこの詩篇を「記念のためのダビデの賛歌」と表現しています。人生で最も苦しかった時、愚かな罪を犯して最も惨めな時から救われた時を記念として歌っています。私たちは罪を犯して惨めになった時を忘れたい、忘却の彼方に放棄したい、地を深く掘って埋葬してなかったかのように思いたいです。ダビデは自分の罪を記念して、自分の弱さを肝に銘じて二度と同じ過ちを犯さない祈りをして、また大きな主の赦しを証ししています。罪を認め告白して赦されたことを感謝しましょう。