9月19日聖日礼拝

動画(39分32秒)

聖書 創世記19章15節〜38節
説教 「後ろを振り返ってはならない」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

ペテロの手紙第一2章2節

生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです。


今週の聖句

ルカの福音書17章29節〜30節

ロトがソドムから出て行くと、その日に、火と硫黄が天から降って、すべての人を滅ぼしてしまいました。人の子の現れる日にも、全くそのとおりです。


今週の詩篇の黙想

詩篇37篇1節〜40節

  1. 詩篇37篇は40節まである長い大きな詩篇です。またヘブル語のアルファベット順に並べたいろは歌であります。テーマは神様の義を歌った、教訓的格言的な詩篇。さらに正反合や起承転結のようなリズムに富んだ大変味わい深い豊かな詩篇であります。1~2節「悪を行う者に対して腹を立てるな。不正を行う者に対してねたみを起こすな。彼らは草のようにたちまちしおれ、青草のように枯れるのだ。」ここにもリズムがあります。悪が不正、腹を立てるがねたみを起こすな、と発展して、たちまちしおれ、枯れるとまとめています。ことばのリズム、思想のリズムが満ちている教訓的詩篇です。

  2. 3~4節「【主】に信頼して善を行え。地に住み、誠実を養え。【主】をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。」腹を立てるな、ねたみを起こすな、という否定形の命令から、主に信頼せよ、主をおのれの喜びとせよ、とポジティブなすすめに発展しています。6節で「主は、あなたの義を光のように、あなたのさばきを真昼のように輝かされる。」と主の恵みが語られています。

  3. 7節から主に信頼する信仰が新しい角度で始まります。「【主】の前に静まり、耐え忍んで主を待て。おのれの道の栄える者に対して、悪意を遂げようとする人に対して、腹を立てるな。」怒り、憤り、立腹を主の前に静まることで勝利することを勧め、9節で「悪を行う者は断ち切られる。しかし【主】を待ち望む者、彼らは地を受け継ごう。」と第二の結論が書かれています。

  4. 16節から別の角度でこの教訓を教えています。「ひとりの正しい者の持つわずかなものは、多くの悪者の豊かさにまさる。」わずかな小さな信仰、またたった一人の祈りであっても多くの悪しきものの豊かさに勝ることを信じて、地の塩の役割を果たしたいです。25節「私が若かったときも、また年老いた今も、正しい者が見捨てられたり、その子孫が食べ物を請うのを見たことがない。」主は小さな者の信仰、祈りに目を留めていてくださることを信じ、主の道を歩みましょう。