6月20日聖日礼拝

礼拝説教(41分21秒)

聖書 創世記12章7節〜20節
説教 「試練に耐える人」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

列王記第一3章9節

善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。


今週の聖句

ヤコブの手紙1章12節

試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです。


今週の祈りのガイド

詩篇24篇1節〜10節

  1. 詩篇24篇の背景は長年の間放置されてあった神の箱をダビデの町、エルサレムの天幕にお迎えして、主を心から礼拝する時に歌われた詩篇であります。1節で「地とそれに満ちているもの、世界とその中に住むものは主のものである。」と歌っています。神の箱がエルサレムに運び込まれても、箱そのものが尊いものではなく、すべてを創造された主が尊いお方であることを歌っています。

  2. エルサレムのシオンの丘に幕屋が建てられ神の箱が据えられ、主を賛美し、主を礼拝しました。ここでも主の山に来ることで自然に聖なる神に出会えることではなく、「手がきよく、心がきよらかな者、そのたましいをむなしいことに向けず、欺き誓わなかった人。」と神様の前にへりくだり悔い改める者が祝福を受けることを歌っています。

  3. 6節で「これこそ、神を求める者の一族、あなたの御顔を慕い求める人々、ヤコブである。」と歌われています。民族的に血縁的にヤコブの子孫が祝福を受けるのではなく、誰であっても神を求め、主の御顔を慕い求める者が祝福を受け継ぐヤコブの一族であります。主を慕い求める者に恵みが豊かに注がれます。

  4. 神の箱が祭司たちに担がれてエルサレムに運び込まれた時、ダビデは小躍りして喜び、踊り、心からのささげものをしました。「門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。」エルサレムの町が扉をいっぱい開いて神の箱の入場を歓迎するように歌っています。神様のことばがエルサレムを支配し導くように、心を開いて主を心の王座にお迎えするように勧めています。

  5. 9節でもう一度繰り返されています。「門よ。おまえたちのかしらを上げよ。永遠の戸よ。上がれ。栄光の王が入って来られる。」栄光の主、復活されたイエス様を心の王座にお迎えして主を賛美、礼拝する生活を始めることを勧めています。ダビデの妻ミカルは裸になって踊っているダビデを蔑んでいます。身分、立場、プライドを脱ぎ捨てて、心に主をお迎えして主を喜びましょう。