3月7日聖日礼拝

礼拝説教(16分35秒)

聖書 ローマ人への手紙3章23節〜26節
説教 「贖いによる神の義」
説教者 高橋 博牧師


今月の聖句

しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。(ルカの福音書22章32節)


今週の聖句

人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。(マルコの福音書10章45節)


祈り(10分11秒)

今週の祈りのガイド

詩篇9篇

  1. 詩篇9篇と10篇はもともとは一つの詩篇で、ヘブル語のアルファベットが各節の頭に順に並んでいるいろは歌であります。ここでは「わたし」と、神様である「あなた」と敵の三者が出てきています。私たちは敵の前で弱い人間ではありますが、神様は義の審判者として王座についておられる強いお方です。詩篇8篇では大自然の中の偉大なる神様をほめたたえましたが、9篇では歴史の中で王座について悪しき人間の世界を義をもって裁かれる偉大な神様が示されています。義なる主を見あげ、あがめて祈りましょう。

  2. 1~4節を読みましょう。敵という言葉が出てきます。ダビデは生涯で様々な敵と戦っています。少年時代、羊を飼っている時には熊やライオンと戦いました。大男のゴリアテとも愛用の石なげ機の石で倒しました。サウル王のねたみ心との戦いも長く続きました。息子アブシャロムとも戦わなければなりません。動物や人だけでなく、自分の心の中の罪とも戦わなければなりませでした。ダビデの正しい訴えを主は聞いてくださっています。敵と戦う時、問題に囲まれる時、人ではなく主に訴えましょう。主に祈り叫びましょう。

  3. 5~8節を読みましょう。ここでは神様である「あなた」や主が連続で出てきます。神様とその力ある業を見上げています。自分の弱さや問題を見ていません。私たちも自分の罪の傷や弱さ、小ささを見ないで、また地上の人間や敵対者を見ないで、悪しきものを滅ぼす主、敵を根こそぎにされる主、公正をもってもろもろの国民を裁かれる主を見上げ、主のさばきに委ねて行きましょう。

  4. 9~12節を読みましょう。主は、虐げられている者、苦しむ者、貧しいものを砦のように守ってくださいます。主により頼みましょう。主は私たちをお見捨てになりません。貧しい者の叫びをお忘れになりません。主にほめ歌を歌い賛美し、主のみわざを国々の民に告げ知らせましょう。