詩篇92編は「主に感謝することは 良いことです」という言葉から始まります。
私たちはいろいろことを「良いことです」と言います。例えば、「散歩することは良いことです」、そんな言い方をすることがあります。そして、「散歩することは良いことです」と言う時、そこには散歩することによってもたらされる良い結果への期待が込められています。健康の維持、気分転換、そのような良い結果を期待して、「散歩することは良いことです」と言うのです。しかし、詩篇92編の詩人が「主に感謝することは 良いことです」と言っているのは、大きく異なります。
詩人は神さまのことを「いと高き方」と呼んでいます。その神さまのみわざの大きさと御思いの深さに驚いています。神さまの測り知ることのできないみわざと御思いに圧倒されているのです。そして、その豊かな恵みに驚き喜ぶがゆえに、感謝が湧き出ているのです。
詩篇92編の詩人が驚いた神さまのみわざと御思いは、主イエス・キリストによって明らかに示されました。十字架の死と復活です。
神さまが私たちの救いのために主イエス・キリストを与えてくださったのは、当たり前のことではありません。罪人の救いのために、罪のない御子を犠牲にするなんて、あり得ないことです。驚くべきことです。そして、その驚くべきことを、驚くべきこととして、驚かされ続けていく、そこに信仰生活のいのちはあるのです。
主よ あなたのみわざは/ なんと大きいことでしょう。/ あなたの御思いは/ あまりにも深いのです(詩篇92編5節)