……マケリゴット師に、こんな話を聞いたことがある。
ある日、子供が心配そうな顔を玄関から覗かせ、こう聞いた。「お父さん、ネコはおサカナが好きよネ」「あぁそうだよ、で、どうしてなの」「おサカナのいる川の中へ子ネコをいれてったけど喜んでいないみたいなの…」
好きなサカナを捕れるようにと、親切にしたことではあるが、仔猫にとっては大災難、命がけで這い上がろうとしたに違いない。愛や親切を受けたとは、とても考えられない。
都会から初めて牧場に来た学生が、生まれて間もない子牛を可愛がり、追い掛け回した。子牛は飛び跳ね走り回る。いかにも喜んでいるように見えた。しかしその晩、子牛は生死の境をさまよう重態となった。
真の愛は相手を生かし、自由にし、益し、強め、成長させる。独善の押し付けにならないよう、相手をよく知ることだ。
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