自己を愛し、大切にすることと、他者を愛し、大切にすることとが、ひとつになっている

自己を愛し、大切にすることと、他者を愛し、大切にすることとが、ひとつになっている。教会の群れにあって、ささやかな奉仕に生きているときにも、私たちが知るのは、そのような喜びである。

加藤常昭、『み言葉の放つ光に生かされ』、162頁

2020年5月31日(日)

自分を愛することと、隣人(他者)を愛することとは、相反することではなく、一つのことである、と聖書は語ります。人間の作った宗教は、この二つを相反することとして教えるのです。

この愛すること、という言葉を、単に執着するとか、優先するといった意味で理解すると分からなくなるのだと思います。愛するということは、大切にするということです。ほんとうに自分を大切にすることなくして、隣人を大切にすることができません。真実に自分を大切にしているならば、隣人への愛が生れてくるはずです。また隣人を愛していると言いながら、自分を破壊しているようなことでは、隣人を愛してはいないのです。

「『先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。』イエスは言われた。『「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」 これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。「隣人を自分のように愛しなさい。」律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。』」(マタイ22・36-40)