口論とは

口論とは、相手が間違っていることを立証しようとする試みです。何が間違っているかについて、何らかの了解がなければ、立証しようという試み自体、意味がなくなってしまうでしょう。

『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、383-384頁

2019年10月1日(火)

人はみな自分のうちに正しいと思う基準を持っています。それがどんなに歪んだものであるかはともかく、自分こそ正しい基準を持っていると思っているのです。それで口論が起こります。自分は本当に正しいのだろうか、という謙虚さを、健やかな心で持つためには、神さまの前に立たなければならないのだと思います。マリアの夫ヨセフの正しさは、優しさといってもよいように思えるのですが、それはヨセフが神さまの前に立つ人だったからではないか、と思います。

「夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。」(マタイ1・19)