聖アウグスティヌスとルソーはともに『告白』を書きました。しかしルソーにとっては、彼の気質は一種の絶対的存在(私は「少なくとも一個の他者である」)でした。一方アウグスティヌスは「私の心は、あなた(神)が入られるにはあまりに小さい家です」と告白しました。「どうか、この家を大きくして下さい。それは崩壊しています。どうか建て直して下さい・・・」と。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、336-337頁
2019年8月27日(火)
今日の個所は、ちょっと分かりにくい感じがしていますが、自分に対する二つの見方があるということでしょう。一つは自分を絶対的なものとして見る見方、もう一つは自分を絶対的なものとして見ない見方、それは神さまこそ絶対的な存在であるということにおいて成り立つ見方です。前者は自分を強い者とし、後者は自分を弱い者としているとルイスは語っているようです。
「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。」(ルカ18・10)
「『キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた』という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。」(第1テモテ1・15)