そんな計算ずくの態度を取るとき、人はすでにどのような愛の世界からもはみ出ているに違いありません。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、268-269頁
2019年7月8日(月)
神さま以外の存在はみな有限なものです。その有限なものに愛を傾け、その愛によって生きようとするならば、いつの日はその愛には終わりがやって来ます。それに対して無限である神さまに愛を傾けて、その愛によって生きようとするならば、その愛には終わりがありません。
しかしそのような愛は、計算ずくの愛である、とルイスは語っているようです。はたしてそのように言いきれるかどうかは、少なからず疑問なのですが、一つの理はあるのかもしれません。
リスクを承知で有限なものへの愛に生きるということは、神さまのお心に近いことである、ということは良く分かりますが、それも無限の愛に生かされてこそ可能なのではないかとも思います。
「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。なぜなら、恐れは罰を伴い、恐れる者には愛が全うされていないからです。」(第1ヨハネ4・18)