愛するということは、傷つきやすいということなのです

愛するということは、傷つきやすいということなのです。
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天国以外で、愛のあらゆる危険と不安から完全に守られている場所は地獄だけです。

世間の許さない不倫の愛でも、自分勝手な、自己防衛的な、愛と縁遠い状態ほど、神の意志に反するものはないでしょう。
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目のまえにいる最愛の者に対して、損得ぬきの、真摯な態度を取れぬ者が、まだ見たことがない神に対して、そうした態度を取れるわけがありません。
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すべての愛に本質的に内在している苦しみを避けようとせずに、それらを受けいれ、むしろそれらを神にささげることによって心の鎧を脱ぎ捨てないかぎり、私たちは神に近づくことができないのです。私たちの心が砕けることが必要であるとすれば、もし神がわたしたちの心を砕く方法として苦しみを選びたもうなら、慎んでこれを受けるほかありません。

『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、269-270頁

2019年7月9日(火)

「天国以外で・・・」は西村訳では「天国以外で、あなたが愛のすべての危険や不安から完全に自由でいられる場所は、地獄しかない」。

「世間の許さない不倫の愛でも・・・」は西村訳では「最も無法な法外な愛でも、自分勝手な、自己防衛的な愛のない状態よりは、神の意志に反することが少ないと私は信ずる」。

いま愛を傾けたことによって自分の心が傷ついているとすれば、神さまに近づいているのです。また傷つくことによって、私たちの心が砕かれ、優しい人に変えられていくのです。

「しかし、一タラントン預かった者は、出て行って穴を掘り、主人の金を隠しておいた。」(マタイ25・18)