「嗚呼基督の道豈に宏遠に伝ふるを欲せざる者あらんや。然れども之を伝ふる者一毫の欲あれば、即ち悪魔の奴となりて悪魔の道を伝ふるなり。不信者は罪軽し、信を装う者は罪悪尤も重し。」

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「嗚呼基督の道豈に宏遠に伝ふるを欲せざる者あらんや。然れども之を伝ふる者一毫の欲あれば、即ち悪魔の奴となりて悪魔の道を伝ふるなり。不信者は罪軽し、信を装う者は罪悪尤も重し。」

新井奥邃、『聖言』、111

「ああキリストの道をどうして広く遠くに伝えることを願わない者があるのだろうか。しかしこれを伝える者にわずかであっても欲があるならば、それは悪魔の奴隷となって悪魔の道を伝えることである。不信者の罪は軽い。しかし信仰の見せかけだけのふりをする者の罪悪はもっとも重たい。」

 キリストを信じる道を多くの人に知っていただきたいと願うことはとても素晴らしいことであり大切なことです。しかし中にはさまざまな欲望によってその道を伝えようとする者がいるといいます。それはキリストの道を伝えるどころか悪魔の奴隷となって道を伝えることであるのです。信じない者の罪はそれほど重たいことではないですが、まるで信仰者のように見えていて、実は自分の私利私欲によって伝道しよう、信仰に生きようと思っているとすれば、不信者と比べることができないほど重たい罪です。

〔聖書の個所〕

愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。
(第1ペテロ2章11節)

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