あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ

静まりの時 伝道者の書11・7~12・2
日付:2024年01月06日(土)

7 光は心地よく、
 日を見ることは目に快い。
8 人は長い年月を生きるなら、
 ずっと楽しむがよい。
 だが、闇の日も多くあることを忘れてはならない。
 すべて、起こることは空しい。
9 若い男よ、若いうちに楽しめ。
 若い日にあなたの心を喜ばせよ。
 あなたは、自分の思う道を、
 また自分の目の見るとおりに歩め。
 しかし、神がこれらすべてのことにおいて、
 あなたをさばきに連れて行くことを知っておけ。
10 あなたの心から苛立ちを除け。
 あなたのからだから痛みを取り去れ。
 若さも青春も空しいからだ。
12章
1 あなたの若い日に、あなたの創造者を覚えよ。
 わざわいの日が来ないうちに、
 また「何の喜びもない」と言う年月が近づく前に。
2 太陽と光、月と星が暗くなる前に、
 また雨の後に雨雲が戻って来る前に。

 神さまを覚えること。それは神さまを畏れることであり、愛すること。
 神さまを覚えることがなければ、何をしても空しい。空虚である。空っぽなのです。
 しかし、すべてのことには神さまの御手があるので、ひとたび神さまを覚えるならば、むなしさに囚われることから自由にされます。すべてのことを真実に喜ぶ道が開かれます。
 冬の日には、日差しの温かさを感謝し、夏の日には、日陰の涼しさを喜びます。雨の後の湿った空気の潤いや、かさかさと音を立てて舞う落ち葉にも神さまの御愛を思います。

 人生の時間に限りがあることを知らされてはいるのです。しかしそれを真剣に理解することはそう簡単なことではありません。愛する人の死、自らの病気、思いがけない事故は、そのことを真剣に考えるきっかけを与えます。
 明日命が終わるとすれば、今日すべきこと、今日したいことはいったいなんであるのか。今やろうとしていることは、明日命が終わることが分かってもなおやろうとすることなのだろうか。
 学生時代、試験の前に、試験勉強をしなければならないことが分かっているにも関わらず、急に部屋の掃除を始めたり、普段ほったらかしにしている本を読みだしたり・・・。
 命の時間に限りがあることを、真剣に考えれば考えるほど、何を優先すべきかが分からなくなってしまう。あるいは決めることが出来なくなってしまう。何がしたいのかも分からなくなってしまう。

 創造者を覚えること。それは命が大切であることを覚えること。しかしその大切な命が、神さまの創造の御業によるものであることを知ること。今の時間も、そして死をも神さまの御手の中にあることを知ること。
 神さまの愛は完全であり、永遠であるので、神さまの愛の御手の中にある者の死は終わりではない。主はそのことを十字架と復活によって明らかにしてくださいました。
 ですから、明日命が終わる、としても、今日を、普段通りに生きることが出来る。小さなことに喜びを見いだしながら生きることが出来ます。目に見えるものがすべて空しい、空っぽである、ことをわきまえながら、それらを楽しむことが出来る。そんな自由な生き方が、主にある者には可能なのです。

まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます。ですから、明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。苦労はその日その日に十分あります。
(マタイ6・33,34)