静まりの時 詩篇19・1~9
日付:2024年01月01日(月)
1 天は神の栄光を語り告げ
大空は御手のわざを告げ知らせる。
2 昼は昼へ話を伝え
夜は夜へ知識を示す。
3 話しもせず語りもせず
その声も聞こえない。
4 しかしその光芒は全地に
そのことばは世界の果てまで届いた。
(1-4)
天も神さまが創造されたものです。造られたものは、すべて神さまのご栄光を現し語り告げています。神さまの御手の御業を告げ知らせています。
昼も夜も神さまが創造されたものです。連綿と続く昼、そして夜。それらが神さまの御業を告げています。時間も、その流れも神さまが創造され、いまもその御手の中にご支配されています。
彼らは語ることをしません。その声を聞くことができません。しかしそれでも、その光芒、すなわち光の筋、神さまの指の後は全地に、そのことばは、世界の果てまで届いています。
光芒、と訳されている言葉は、直訳では「ひも」、別訳では「響き」と新改訳の欄外に記されています。新共同訳では「響き」、共同訳2018では「その声」。共同訳2018の欄外には「彼らの測り縄」と書かれています。
神学校でヘブル語を教えてくださった先生の著書の冒頭に次のような言葉があります。
堅い棒切れを手にした子どもが一人、乾いた地面にしゃがみ込む。文字を刻み付け、その上に薄く土を覆いかぶせる。次の子は、覆いの土をていねいに取りのけ、そこに書かれている文字を読み取る。いつも正確とは限らないが、うまく探り当てた時の喜びは、たとえようがない。私が旧約詩篇を味わう際の思いは、この「文字探し」に似ている。
(石黒則年、『詩篇(73-150篇)』(新聖書講解シリーズ 旧約12)、「はじめに」、いのちのことば社、1988、13頁)
ひも、測り縄、光芒、響き。砂で覆われた一つの単語をていねいに読み取ろうとの思いが伝わってくるようです。
神さまに造られたものすべての語る、話されない言葉、声なき声を、今年も聞き取ることが出来れば幸いです。