わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました

静まりの時 2022年9月20日(火)

ヨハネ15・11~17

「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。それは、あなたがたが行って実を結び、その実が残るようになるため、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものをすべて、父が与えてくださるようになるためです。あなたがたが互いに愛し合うこと、わたしはこれを、あなたがたに命じます。」

(ヨハネ15・16~17、新改訳2017)

キリスト者は神さまによって選ばれた者たちです。その選びの目的は、「行って実を結び、その実が残るため」であり、それは「互いに愛し合うこと」である、と主は言われました。愛という実を結ぶために、神さまに選んでいただいた、というのです。

私たちがことさら愛深いから神さまの選びにあずかったということではありません。むしろ愛のない者でした。しかし神さまの選びの中に、自らをとらえなおす時、愛の実を結ぶ者とならせていただけるのです。

私たちが神さまを選んだのではないのです。私たちに神さまを選ぶ能力はありませんでした。もし私たちが神さまを選んだ、というのならば、私たちが愛の実を結ぶことはありません。自分が神さまを選んだという思いの中で、愛の業に生きようとするならば、その愛の業はときに破壊的になり、また暴力的になるのではないでしょうか。

けっして選ばれるはずのなかった者を、神さまは選んでくださった。十字架の上で命を捨てて選んでくださった。私の選びには神さまのいのちがかかっている。私ならば絶対にえらぶことのないような者のために神さまはいのちを捨ててくださった、そうして選んでくださった。その神さまへの愛に心動かされるとき、本当に実を結ぶこととなる隣人への愛に生きることができるのです。