古代ギリシャ人から、旧約聖書のユダヤ人たちから、さらに中世のキリスト教の教父たちからも、ひとしく私たちに提供されている一つの助言があります。・・・それら三者は一様に、利子を取って金を貸してはならないと教えました。しかし、利子を取って金を貸すこと、すなわち投資こそ、現代の経済機構の基盤をなすものなのです。
『影の国に別れを告げて―C.S.ルイスの一日一章』、中村妙子 訳、98頁
2019年3月8日(金)
旧約聖書の中にしばしば利子や利息を取ってはならないと書かれています。しかし利子や利息を取ることこそ現代の経済機構の基盤をなすものである、一概に言えないとしても、考えてみなければならないことである、とルイスは語ります。
経済は経国済民、国を治め人民を救うこと、ということですが、この経済の複雑な仕組みによって人民が救われるどころか、困窮の中に落とし込まれている人がいるようにも思います。お金についてはできるだけ見える形にして、自分自身の容量にあった量を扱うことがよいように思います。
「もし、あなたがわたしの民、あなたと共にいる貧しい者に金を貸す場合は、彼に対して高利貸しのようになってはならない。彼から利子を取ってはならない。」(出エジプト22・24)