一緒に踊る場を作る
2016年1月19日(火)一人ぼっちの寂しさから、他の人々に近づこうとする限り、成熟した人間関係は育ちません。・・・愛することが出来るようになるためには、私たちの間にスペースを作り出す勇気が必要です。このスペースがあれば、私たちは一緒にダンスをすることが出来るようになるでしょう。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
51頁。
隣人を愛しなさいとイエスさまは言われました。隣人とは、身近な人のことです。私たちは遠くの人を愛することよりも、近くの人を愛することに難しさを覚えます。隣人を愛することの大切さを思います。
しかしこの隣人という言葉の中に、まるで自分と同化してしまうような身近さを考えるとすれば、隣人という言葉を誤解してしまうでしょう。
パウロはローマ人への手紙13章8節で「他の人を愛する・・・」と語りました。他の人、他者を愛することが大切なのです。他の人を他の人として愛することが大切なのです。それはお互いの関係の中に「スペース」を作ることでしょう。
寂しさから人に近づこうとすると、自分と同化することを望んでしまいます。何でも自分の願い通りに応えてくれることを期待します。そうでないならば途端に憎さ百倍となってしまうのです。他者を他者として、自分との間にスペースを持つこと。そうでない限り幸せな人間関係を築くことは出来ません。
このスペースを作り出すには「勇気」が必要です。その勇気は、自らの「自立」と深く関係しているように思います。自立している人は、スペースを作り出す勇気を持っています。自立していない人は、その勇気がありません。
この勇気を与えてくださるのは、イエスさまです。私のために十字架に死に、また甦って救いの道を完成してくださったイエスさま。命を懸けて私を愛していてくださるまことの神であるイエスさまにお出会いする時、私たちは勇気をいただきます。
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