「黙を守るは即ち約を守るなり。心を治むるの要道は此に在り。黙を守るは誘惑に対する防戦なり。慾怒に対する挑戦なり。備へは之を以て備はると同時に、慾怒の襲撃を其内に致せばなり。」
新井奥邃、『聖言』、199
「沈黙を守ることは、約束を守ることである。自分の心を治めるための大切な方法は、これにある。沈黙を守ることは誘惑に対して戦うことである。欲望や怒りに対する挑戦である。備えはこれによって備わると同時に、欲望や怒りからの襲撃をその内に引き起こすのである。」
沈黙を大切にしたいと思います。生活の中に沈黙の時間を取り戻さなければなりません。沈黙を大切にしなければなりません。沈黙を守ることのできる人こそ、さまざまな誘惑の中にも、誘惑に勝つ道を歩むことができます。
沈黙を大切にしようとすると、かえって心の中にさまざまな葛藤が生まれるでしょう。その葛藤こそ勝利への確かな道なのです。自分に勝つこと、克己への確かな道なのです。
沈黙のできない人は、自分との戦いから逃げている人です。
〔聖書の個所〕
隣人をさげすむ者は思慮に欠けている。しかし英知のある者は沈黙を守る。歩き回って人を中傷する者は秘密を漏らす。しかし真実な心の人は事を秘める。
(箴言11章12~13節)
コメントを残す