「夫れ人は自ら重んずべし、侮るべからず。其の自ら侮るべからざる者は人性なり、人格なり。神の賜はる所の者なり。是の性格や消長伸縮人々其の程度を異にするありと雖も、其の全滅せる者は蓋し存せず、故に必ず亦他を侮るを為す勿れ。相愛すべし。相扶くべし。其の憐むべきは之を憐むべし。其の敬すべく畏るべきは、之れを神に於いて畏敬せよ。是れ皆愛の道なり。身を立て道を行ふ事、此れを離れて在るべからず。」

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「夫れ人は自ら重んずべし、侮るべからず。其の自ら侮るべからざる者は人性なり、人格なり。神の賜はる所の者なり。是の性格や消長伸縮人々其の程度を異にするありと雖も、其の全滅せる者は蓋し存せず、故に必ず亦他を侮るを為す勿れ。相愛すべし。相扶くべし。其の憐むべきは之を憐むべし。其の敬すべく畏るべきは、之れを神に於いて畏敬せよ。是れ皆愛の道なり。身を立て道を行ふ事、此れを離れて在るべからず。」

新井奥邃、『聖言』、94

「他人は自分のほうから大切にすべきであって、侮ってはいけない。他人を自分のほうから侮ることができない人、それはその人の性質であり、人柄である。神さまが与えてくださった部分の者である。その性格には、衰えているところ、盛んであるところ、発達しているところ、退化しているところ、それらは人それぞれに違いがあるけれども、それらが完全に消えてなくなっている者はほんとうに存在しない。よってかならず他者を侮ることがあってはならない。お互いに愛するべきである。お互いに助けるべきである。憐れむべきであるならば、これを憐れむべきである。尊敬して大切にすべきであるならば、相手を神さまにあって畏れ慎んで敬いなさい。これはみな愛の道である。社会のおいて自分の人生を築き、その道を行おうとする者、これ以外のところをはなれては存在してはいけない。」

 人は、どのような人であっても侮っていはいけません。つねに神さまの造られた大切な存在として、大切にすべきです。どのような人であっても、その人の中に神さまによって造られたことによる素晴らしさがあります。それを発見しましょう。
 自分自身の人生を豊かで確かなものにしたいならば、このように隣人を大切にすることが必要です。

〔聖書の個所〕

「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」
(マタイ22章36~40節)

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