人生を見直す

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「栄光を手にすることは難しい。しかし、失った栄光を忘れ去ることはもっと難しい」ものなのだ。ただし、いたずらに過去を忘れようとすることはあまり意味を持たない。むしろ忘れる前に、さんざん自分の挫折の姿を顧み、その現実を認める作業が必要なのだ。もしここで、過去の挫折を不問に付し、別のものでもっともっと成功すれば良いのだとうそぶくと、大変なことが起きる。過去のその課題を引きずり続け、その過去の痛手とダメージを手っ取り早く拭いさるために、あくせくと働き回るために、判断を誤るし、第一心が晴れないのである。

藤掛明、『雨降りの心理学』、燃焼社、2010年8月5日発行、113頁

尾崎は、ゴルフという道に思いを定めると、ゴルフ修行に邁進した。野球時代は練習嫌いで、いわば天才型であった。しかし、この再出発ではそうした自分のやり方、生き方を見直している。この「見直す」という作業も実は難しいのである。というのも、人は頑張ろうと思えば思うほど視野が狭まり、やり方自体は変えられないのである。いったん過去の自分の挫折を認め、ある意味客観視したからこそ、自分を冷静に分析し、自分を異なった観点からも見ることができるのである。
・・・
人は「見直し」を経験すると、人生の風景が大きく変わっていくことに気づく。尾崎のように、再出発の栄光が華々しいものではないかもしれないが、本人にとっては輝いたものが見えてくるのである。

藤掛明、『雨降りの心理学』、燃焼社、2010年8月5日発行、115頁f

人生においてこの見直し作業がどれだけできているだろうかと思いました。この見直しをせずしてがむしゃらに前進しようとしてきたことが何らかの問題や生きづらさ、まわりへの悪影響を生み出している自分なのではないかと思いました。

ここらで一度見直しが必要ですね。

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