めぐみのパンくず

イエスは彼らに言われた。「どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです。」”       マルコ4:40 

◎主は主に従う者に、「向こう岸に渡ろう」と言われご自身が先に舟に乗られます。すると(マルコ伝の特徴ある言葉)激しい突風が吹いてきました。ガリラヤ湖は嵐で有名です。ハウランの高地、テラコニテスの台地、ヘルモン山に圧縮された空気は狭い空間から非常な勢いで突進してくるのです。「風は荒れ狂う悪魔のごとく、小舟はただ中の木の葉に似たり~」と新聖歌で歌いますがそのごとくに~

◎波をかぶって水でいっぱいになった舟。慌てる弟子たちに対してイエスさまはともの方で枕をして眠っておられました。肉体的にお疲れになっていたのでしょう。そのイエスさまを起こして「おぼれて死にそうでも何とも思われないのですか」と訴えます。

◎弟子たちの態度に対して、イエスさまの権威あるおことばはまず自然界に発しられます。「黙れ、静まれ~この言葉は汚れた霊に向かって言われたのと同じ~」と。イエスさまのお言葉一つで静まる自然界!

◎そして今度は弟子たちに、どうしてこわがるのか、どうして信仰がないのか。信仰がなくなると恐れに包まれるのです。ここではノー・フェイスですがマタイではリトル・フェイスです。信仰は小さくなったりなくなったりするのです。

◎しかし、どんな時にもイエスさまが私たちと同船していて下さるのです。キリスト丸に乗っていることを、いや、乗せられていることを忘れずに。 

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