めぐみのパンくず

兄弟たち。あなたがたにお勧めします。どうか、さらにますますそうであってください。”

                 Ⅰテサロニケ4:10

◎テサロニケ教会の兄弟姉妹は使徒パウロの望む所を歩んでいました。苦難の中でも信仰を守りイエス様の再臨をかたく待ち望んでいたのです。そのような兄弟姉妹に、「ますます、そのように歩んでください。」VS1と言いここでは兄弟愛について、「さらにますますそうであってください」と言っています。テサロニケ教会は「互いに愛しあうことを、神から教えられ、マケドニヤ全土の兄弟に実行していたのです。兄弟愛とは原語で「兄弟」と「愛」が一つになった「フィラデルフィア」と言う言葉が使われています。アメリカのペンシルバニア州の町にこの名前の都市がありますが、キリスト者がつけた名前です。うるわしいですね。

◎それはまた、パウロの愛の命令を実行するためでもありました。その命令とは「落ち着いた生活」「仕事に身を入れ、手ずから働く」ことでした。再臨信仰に燃える教会の信徒の中にはイエス様が来られるなら「待つことだけに専念しよう」と、仕事を辞めた人もあったのではと思われます。しかし、パウロの教えは、イエス様の再臨は日々の与えられた仕事の中で待つものだと言うのです。与えられたものを放棄してはいけない。宗教改革者たちは「仕事は天分」と考えました。仕事に忠実、正直に働く姿は、外の人々、ノンクリスチャンに向かって大きな証しになるのです。このことにおいて乏しくなってはいけないと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です