日別アーカイブ: 2017年3月5日

めぐみのパンくず

“神のみこころは、あなたがたが聖くなることです。”          テサロニケⅠ4:3

‟神が私たちを召されたのは、汚れを行わせるためではなく、清潔を得させるためです。“

                                                                                 テサロニケⅠ4:7

◎「終わりに兄弟たちよ」と言っておいて使徒パウロの話は長く続きます。使徒パウロはテサロニケ教会員の歩みを喜び「ますますそのように歩んでください。」と願いました。そして、イエスによって授けた命令を思い出させるのです。それは神さまのみこころである、聖さということでした。

◎世界には多種の宗教があり、その信者がいますが、「聖徒」と呼ばれるのはキリスト者だけです。キリスト者はすべて聖い存在とされなければ聖なる神の御前に立つことはできません。ここでは「自分のからだ」を聖く尊く保つようにと勧めます。「心」と言っていません。神を知らない異邦人のよう「情欲におぼれるな」というのです。

◎「からだ」について見てみましょう。原語は「妻」とも訳せる言葉です。「品位ある結婚生活を送って欲しい」とリビングバイブルにと。「おのおの汚れのない心と尊敬の念をもって妻と生活するように。」と新共同訳は訳します。神さまは人間関係を最初に夫婦として創造なさいました。親子でもなく、友情関係でもありません。それは人間関係の中で最も親密で離れられない存在です。ですから、「不品行(ポルネイアス)を避け、情欲におぼれず」と勧めるのです。テサロニケ教会は夫婦のキリスト者が多かったのでしょうか。聖い夫婦愛は聖霊が喜び導いて下さるものと思います。