めぐみのパンくず

恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな、わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。”      イザヤ書41:10

​◎40章は「慰めよ」で始り「待ち望みで」終わりました。その神の力強い右手が信仰者に差し伸べられているのです。

◎「右」聖書では重要な位置です。「守り」詩121:5

  「弁護人」詩109:31、「勝利者の立つ位置」詩110:5を表します。義も勝利のしるしです。

◎神さまは右手を誰に差し伸べられるのでしょう。「しもべイスラエル」「選ばれたヤコブ」「わたしの友アブラハム」にと言われます。ここまではなるほどとうなずけますが、14節では「虫けらのヤコブ」と言われています。踏みつぶされても何の抵抗もできない存在、弱いものにです。 天と地ほどの差がある存在ですが、選んだがゆえに弱く貧しくとも力強いみ手を差し伸べて下さるのです。

◎またそれは御声と共に差し伸べられるのです。「恐れるな、ともにいる」「たじろぐな(狼狽するな・うろたえるな)」と。「いきり立つ者、争う者~擬人化されたさまざまな困難も~」が信仰者の周りに虎視眈々と存在するからです

◎しかし、神さまは守られるだけではありません。たくましいものに変えて下さるのです。「新しい諸刃の打穀機にすると」山も丘も目前に立ちはだかるものを砕きながら前進させてくださるのです。「主によってよろこび」ながら、「イスラエルの聖なるお方を誇り」ながら。キリスト者は前進していきます。神の民の喜びはそこにあるように思います。

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