めぐみのパンくず

愛する者よ。悪を見ならわないで、善をみならいなさい。悪を行なう者は神を見たことのない者です。”             ヨハネ第Ⅲ11

◎ヨハネの愛する弟子ガイオへの手紙です。ガイオは少し身体が弱かったのでしょうか。霊的に幸いを得ているガイオに対して一切の必要と健康のためにヨハネは祈っています。使徒パウロがテモテに配慮したことと似ています。

◎ガイオは愛の働き手でした。巡回伝道者たちを手厚くもてなしたのです。信仰のない人々からは何も受けることが出来なかった伝道者たちを「神にふさわしいしかたで」vs6送り出したと言うのです。宿をかし、必要なものを持たせて送り出したということでしょう。

◎この行為は「同労者」vs8となるのだとヨハネは言います。福音の働き人を愛の中でもてなす時、働き人(伝道者と)一つにされているのです。

◎反対に働き人を受け入れない人たちがいました。彼らの特徴は「意地悪いことばでののしる」ことです。そればかりでなく働き人を受け入れたいと思う人々を「教会から追い出している」vs10のでした。

◎ヨハネはガイオに対してそういった人々に見倣わず、「善いことに見ならいなさい」と勧めます。見ならうとは「まねをする」と言う言葉で、「学ぶとはまねぶ」だと言った人がありますが、キリスト者は良き業をみ言葉から、キリスト者の先達から学び、まねして行くことが大切です。教会はイエスさまが頭で、牧師も信徒もこの方から学び、学んだ良きわざを継承させていく存在なのです。

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