日別アーカイブ: 2015年9月5日

めぐみのパンくず

あなたの子どもたちの中に、御父から私たちが受けた命令のとおりに真理のうちを歩んでいる人たちがあるのを知って、私は非常に喜んでいます。”                Ⅱ ヨハネ4

◎ヨハネの第二の手紙です。齢90になった老ヨハネは長老と言う呼び名を使っています。どうしても言っておきたいことを短く手紙にしたためました。挨拶と奨励と結びの三つに分けられます

◎まず「ほんとうに愛しています」と、「ほんとうに」(真理)と言う言葉が1~4節までに5回も出て来ます。それはキリスト者は共有の真理を持っているからなのです。真理なるお方イエスさまは「めぐみ」と「あわれみ」と「平安」を即ち、霊的祝福、同情、その結果としての平安を与えていてくださいました。

◎ヨハネはキリスト者がこの真理の内を歩んでいることを喜びそれ故に、「お願いがあります。」と言います。「愛し合う」ということですね。神さまの律法の中心です。それはキリスト者が弱いからです。

教会から「惑わす者たちが出て行った」からだと言うのです。同じ福音を聞き、同じように信じたはずの人々の中から異端者が起こったのです。外部からの攻撃ではありません。

◎異端者に対して「あいさつするな」「家に入れるな」とヨハネは言います。教会から出て行った人たちですから教会のことを知っています~本当の恵み以外は。

◎それ故に気をつけねばならないのです。気をつけてこれ以上「労苦の実を奪われないように」とも警告しました。イエスさまの尊い血潮によって救われた私たち、惑わされないように、神さまの真理と愛のうちに固く結び合って行きたいと思います。