日別アーカイブ: 2015年5月17日

めぐみのパンくず

“もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。”

                Ⅰヨハネ1:9

◎父なる神さまと御子の交わりに入れられた私たちキリスト者。具体的に踏み込んで、交わりとは光の中を歩むことだとヨハネは言います。光の中を歩んでいないものは、真実な信仰の歩みをしていないことになるのです。

◎光の中の交わりを持ち続ける私たちに、神さまは何をして下さるのでしょう。「罪からきよめてくださる」VS7と記されています。「罪を赦して」ではありません。このきよめは現在形で書かれてあり、イエスさまの血潮によっていつも、いつも聖くされ続けなければ神さまとの交わりを継続できないのです。間断なくも血潮によって聖くされ続けているキリスト者であることを忘れてはいけません。

◎しかしながら、ある時、あることを通して、自分の罪を具体的に覚えることがあるでしょう。ある人は信仰に入る時に、またある人は信仰者になってからかもしれません。大切なことは、その時に具体的にその罪を「言い表す」ことです。自分の罪を神さまの前に正直に言い表す時ほど、真実な瞬間はありません。御子イエスさまの血潮によってきよめてくださるのです。ここでの「きよめてくださいます」は一度起こった大切な時の時制が使われています。生涯忘れることが出来ない十字架体験となる時です。

◎自分の真相が暴かれる時ほど、辛く苦しいことはないと思います。しかし、そこを通ってこそ福音の喜びが自らのものになるのです。