めぐみのパンくず

しかし、マリヤは外で墓のところにたたずんで泣いていた。そして泣きながら、からだをかがめて墓の中をのぞきこんだ。”     ヨハネ20:11

◎イエスさまの墓はポンテオ・ピラトの名による封印がされ簡単には動かせない大岩で閉ざされていました。にもかかわらずマグダラのマリヤは(他の二人の女性とともに)墓に行きました。驚いたことに石が墓から取りのけられていたのです。そこで、マリヤは弟子たちに知らせに行きます。二人の弟子、ペテロともう一人の弟子とはヨハネが駆けつけます。二人が墓について見たものは、遺体の頭部と身体にまかれていた布切れだけでした。ヨハネはそれを見て信じたようですが、「死人のよみがえりについて書かれた(旧約)聖書を理解していなかった。」と記されています。復活はみことばの約束を確かに信じる所に確信されるのです。

◎弟子たちはまた自分の所に帰りますが、マリヤはなおたたずみ、泣きながらからだをかがめて墓の中をのぞき込みますと、イエスさまの遺体が置かれていたところに、二人の御使いがいるのが見えたのです。御使いの質問は面白いですね「何故泣いているのか」と。理由はわかっていても神の使いは、はっきりと言葉であらわせようとさせるのです。告白と応答の世界です。マリヤが理由を述べ、振り返るとそこにイエスさまが立っておられました。私たちキリスト者も主がそこに立っておられるのがわからない時があります。そこでイエスさまの方から声をかけられました、天使と同じです。「何故泣いているのか」。

◎声をかけて下さったお方が当初思っていた園の管理人ではなくイエスさまだとはっきりわかる時が来ました。イエスさまが「マリヤ」と名前を読んで下さった時でした。普段から主との交わりは名前を呼ばれあう所にあるのです。イエスさまのお声は親しみの中にあるのです。

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