日別アーカイブ: 2015年2月2日

めぐみのパンクズ

”そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、それを香料と一緒に亜麻布で巻いた。”     ヨハネ19:40

◎イエスさまの葬りの記事です。十字架と復活は信仰者にとって無くてならぬものですが、使徒パウロによると葬りは同じように大切なものだと言います。Ⅰコリント15:3,4。使徒信条の告白の中でも、「十字架につけられ、死にてほうむられ・・」と唱えます。

◎イエスさまの死は他の者の死とは全く違います。聖書は死を「恐れの王」、「神からの永遠の分離」「裁きの前段階」であると言います。しかし、イエスさまの死には、信仰の平安と望みがあふれています。イエスさまは生前「狐には穴倉あり、空の鳥には巣あり、されど人の子には枕するところなし」とご自分で言われたほどお忙しい生涯を送られました。イエス様ほど忙しかったお方はないと思います。ある学者は「イエスさまの肉体が一番安息した日は、墓の中だった」と言いましたが、そうであろうと思います。

◎私たちキリスト者は、すべての人と同じように死を迎えるのですが、信仰のない人々とは全く違います。それはイエスさまが墓の中から甦られたように、キリスト者も甦る希望があるからです。

◎さてイエスさまの遺体を引き取った二人の人物は、アリマタヤのヨセフとニコデモです。どちらかと言うと二人とも隠れキリシタン的要素がありました。しかし、イエスさまが十字架で死を遂げられたの知ると誰の眼もはばからず出てきたのです。ヨセフは新しい墓を提供しました。ニコデモは遺体の葬りに必要なものを揃えました。素晴らしい信仰告白だと思います。二人ともサンヘドリンの議会員だったことも興味深いことです。